りそな銀行、比のSMプライムと業務提携

日系進出等を支援、SM財閥企業との商談機会創出

2026/09/30

 りそな銀行(本店:大阪市中央区)は、9月29日、フィリピンのSM財閥傘下の総合不動産開発大手のSMプライム ホールディングス(証券コード:SMPH)と業務提携覚書を締結した。両社のネットワークを活用し、日本企業のフィリピン進出や現地事業拡大を支援する。

 今回の提携では、SMPHが持つ現地ネットワークや事業ノウハウを活用し、フィリピン進出を検討するりそな銀行の顧客や、既にフィリピンで事業を展開している顧客への支援体制を強化する。具体的には、SMグループ企業との接点創出、店舗などの出店スペースに関するビジネスマッチング、現地の各種情報提供などを行う。

 また、SMグループ傘下企業が日本で事業展開する際には、りそな銀行の顧客企業を紹介するなど、SMグループと同行顧客の双方に新たなビジネス機会を提供する。

 フィリピンは人口が1億1,000万人を超え、平均年齢も25.7歳と若く、人口増加や個人消費市場の中長期的な成長が期待されている。りそな銀行は、東南アジア有数の総合不動産開発会社であるSMPHとの連携を通じ、こうした成長市場での顧客企業の事業展開を後押しする。

 りそな銀行は2021年12月、同じSMグループ傘下のBDOユニバンク(BDO)とも業務提携しており、SMグループ企業との提携は今回が2社目となる。フィリピンではこのほか、リサール商業銀行(RCB)とも提携している。

 SMPHは、フィリピン国内で90のショッピングモール、22のオフィスビルなどを展開する大手不動産開発会社。同社が運営する商業施設には多くの日系企業も出店している。業績も堅調に推移している。 2026年上半期の収入は725億ペソでアヤラランド(ALI)と首位争いを演じ、帰属純利益は245億ペソで断トツ、純資産も4,746億ペソで首位となっている。 

 主要上場不動産企業の26年上半期の決算動向(単位:百万ペソ、純利益は帰属ベース)
企業名 収入 増減率 純利益 増減率 純資産
アヤラランド 74,977 -9.7% 11,455 -19.2% 334,609
SMプライム 72,549 4.4% 24,539 0.3% 474,564
メガワールド 41,719 2.6% 10,946 2.3% 284,351
ロビンソンズランド 25,420 10.4% 7,211 4.8% 183,812
ロックウェルランド 13,568 40.8% 2,712 41.8% 37,215
フィルインベストランド 11,947 3.2% 1,845 1.7% 92,619
セブランドマスターズ 10,979 -5.9% 1,530 -7.4% 23,317
センチュリープロパティーズ 7,616 -0.3% 1,175 -3.9% 25,185
シャンプロパティーズ 5,925 11.3% 1,866 6.0% 55,281
ベルコープ 2,730 10.3% 971 24.6% 39,502
合計 267,430 1.1% 64,250 -1.7% 1,550,455
 (出所:各社の四半期事業報告書より作成)