GCash運営のミント、PSE史上最大のIPOへ

1株6.60ペソと決定、最大で609億ペソに

2026/10/02

 フィリピン最大のデジタルキャッシュレスエコシステムであるモバイルマネー『GCash(Gキャッシュ)』を運営するMynt(ミント)が、10月1日、フィリピン証券取引所(PSE)への新規上場に伴う新規公募(IPO)価格を1株6.60ペソと決定した。

 PSEが9月18日に公表していたIPOの暫定条件では、上限価格は1株10ペソとされていた。6.60ペソは上限価格を34%下回る水準である。

 ミントは基本募集で最大80億2,741万株を売り出す予定。6.60ペソで単純計算するとIPOの基本規模は約530億ペソとなる。さらに最大12億411万株のオーバーアロットメント(追加売出)が全て実施された場合、総額は約609億ペソに達し、フィリピンでは過去最大級のIPOとなる。これまでの最大IPO案件は、2021年5月に実施された食品大手モンデニッシン(証券コード:MONDE)によるIPOでその規模は約558億9,000万ペソ(基本486億ペソ+追加売り出し)である。

 PSEは9月18日、ミントの上場申請を承認した。証券コードは「GCASH」で、公募期間は10月6~12日、上場予定日は10月20日と予定されている。基本募集は新株と既存株主による売出株で構成される。