7日に第2四半期GDP発表、市場予想は2.8%
上半期も2.8%、政府目標下限3.5%以下と懸念
2026/08/04
フィリピン統計庁(PSA)は、8月7日(金)、2026年第2四半期(4月~6月)の国内総生産(GDP)など国民勘定統計を発表する。経済企画開発省(DEPDev)のアルセニオ・バリサカン大臣およびPSAのクレア・デニス・マパ次官(国家統計官兼民事登記官)が解説すると見られる。
現地有力経済紙であるビジネスワールド紙が先週実施した21名の民間エコノミストの2026年第2四半期GDP成長率直前予想集計におけるコンセンサス(中間値)は2.8%(最高値3.6%、最低値1.8%)であった。中間値の2.8%となれば、前年同期の5.4%からは大幅減速、前期(2026年第1四半期)の2.8%と同率となる。また、2026年上半期の平均成長率は2.8%にとどまり、政府の下方修正された年間成長率目標3.5%~4.5%の下限を大幅に下回ることになる。
2026年通年の成長率予想は、政府の下方修正目標3.5%~4.2%とほぼ一致している。ただし、政府目標達成には、下半期の政府支出加速や個人消費、投資の回復が必要としている。一方、中東情勢の再緊迫化、原油高、最低賃金引き上げ、エルニーニョ現象による農業生産の減少や食品価格上昇が下振れリスクとして挙げられている。
フィリピンのGDP実質成長率の推移と目標(2018年基準、単位:%)
(出所:DBCC資料より作成、2026年以降の目標は26年7月8日の設定数値)
現地有力経済紙であるビジネスワールド紙が先週実施した21名の民間エコノミストの2026年第2四半期GDP成長率直前予想集計におけるコンセンサス(中間値)は2.8%(最高値3.6%、最低値1.8%)であった。中間値の2.8%となれば、前年同期の5.4%からは大幅減速、前期(2026年第1四半期)の2.8%と同率となる。また、2026年上半期の平均成長率は2.8%にとどまり、政府の下方修正された年間成長率目標3.5%~4.5%の下限を大幅に下回ることになる。
2026年通年の成長率予想は、政府の下方修正目標3.5%~4.2%とほぼ一致している。ただし、政府目標達成には、下半期の政府支出加速や個人消費、投資の回復が必要としている。一方、中東情勢の再緊迫化、原油高、最低賃金引き上げ、エルニーニョ現象による農業生産の減少や食品価格上昇が下振れリスクとして挙げられている。
フィリピンのGDP実質成長率の推移と目標(2018年基準、単位:%)
| 年 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26目標 | 27~30目標 |
| 伸び率 | 6.3 | 6.1 | -9.5 | 5.7 | 7.6 | 5.5 | 5.7 | 4.4 | 3.5~4.5 | 5.0~6.0 |




