第2四半期の住宅価格上昇率、過去最低の0.4%に
戸建て・低層住宅4.1%下落、コンドミニアムは6%上昇
2026/09/28
フィリピン中央銀行(BSP)が9月25日に発表した住宅不動産価格指数(RPPI)によると、2026年第2四半期(4~6月)の全国住宅価格指数は前年同期比0.4%上昇にとどまり、統計を開始した2019年第1四半期以降で最も低い伸び率となった。地方(マニラ首都圏外地域、AONCR)が統計開始以来初めて前年同期を下回ったことが響いた。一方、前期比では0.1%上昇し、2四半期連続のプラスとなった。
住宅タイプ別では、コンドミニアム価格が前年同期比6.0%上昇し、4四半期連続のプラスとなった。一方、戸建てやタウンハウスなど低層住宅は4.1%低下した。前期比ではコンドミニアムが1.5%低下、戸建て・低層住宅は1.7%上昇した。
【住宅ローン(RREL)】
第2四半期の全国の住宅ローン件数は9,655件だった。内訳はNCRが2,967件、AONCRが6,688件。地域別では、NCRを除く大マニラ圏(Balance GMA、ブラカン、カビテ、ラグナ、リサールの4州)が4,091件と最も多く、ミンダナオ都市圏が472件と最も少なかった。
住宅タイプ別では、戸建て・低層住宅が5,277件、コンドミニアムが4,378件だった。コンドミニアムではNCRが2,604件と全体の59.5%を占めた。
【住宅ローンの構成比】
全国の住宅ローン件数の住宅タイプ別構成比は、戸建て・低層住宅が54.7%、コンドミニアムが45.3%だった。地域別では、NCRを除く大マニラ圏が42.4%で最も高く、NCRが30.7%、その他地域が15.4%、セブ都市圏が6.6%、ミンダナオ都市圏が4.9%だった。
融資対象別では、新築住宅が79.6%を占め、中古住宅が20.0%、差し押さえ物件が0.4%だった。
【住宅価格中央値】
第2四半期の全国の住宅価格中央値は390万5,999ペソだった。住宅タイプ別では、コンドミニアムが412万9,152ペソ、戸建て・低層住宅が353万2,893ペソ。
地域別では、NCRが540万9,077ペソと全国水準を上回った。NCRの戸建て・低層住宅は800万ペソ、コンドミニアムは517万9,350ペソだった。一方、AONCRは345万1,385ペソで、コンドミニアムが346万2,235ペソ、戸建て・低層住宅が339万8,500ペソ。AONCRのうち中央値が最も高かったのは、戸建て・低層住宅、コンドミニアムともセブ都市圏で、それぞれ498万7,500ペソ、399万7,616ペソだった。
RPPIは銀行の住宅ローン実績データに基づき住宅価格の平均的な変動を測る指数で、不動産・住宅金融市場の動向を把握する代表的な指標の一つ。
フィリピン住宅不動産価格指数の上昇率推移 (2019年=100)
(出所:BSP資料より作成)
*注:戸建・低層住宅には、一戸建て、タウンハウス、アパート、および2戸連棟住宅が含まれる
地方の住宅価格指数の上昇率推移 (2019年=100)
(出所:BSP資料より作成)
全住宅への融資件数の増減率
(出所:BSP資料より作成)
【地域区分】
・首都圏(NCR):メトロマニラ全域
・地方(AONCR):NCR以外の全地域
・大マニラ圏(GMA):NCR+ブラカン、カビテ、ラグナ、リサールの4州
・NCRを除く大マニラ圏(Balance GMA):ブラカン、カビテ、ラグナ、リサールの4州
・その他地域:AONCRからGMAおよびセブ・ミンダナオ都市圏を除いた地域
住宅タイプ別では、コンドミニアム価格が前年同期比6.0%上昇し、4四半期連続のプラスとなった。一方、戸建てやタウンハウスなど低層住宅は4.1%低下した。前期比ではコンドミニアムが1.5%低下、戸建て・低層住宅は1.7%上昇した。
【住宅ローン(RREL)】
第2四半期の全国の住宅ローン件数は9,655件だった。内訳はNCRが2,967件、AONCRが6,688件。地域別では、NCRを除く大マニラ圏(Balance GMA、ブラカン、カビテ、ラグナ、リサールの4州)が4,091件と最も多く、ミンダナオ都市圏が472件と最も少なかった。
住宅タイプ別では、戸建て・低層住宅が5,277件、コンドミニアムが4,378件だった。コンドミニアムではNCRが2,604件と全体の59.5%を占めた。
【住宅ローンの構成比】
全国の住宅ローン件数の住宅タイプ別構成比は、戸建て・低層住宅が54.7%、コンドミニアムが45.3%だった。地域別では、NCRを除く大マニラ圏が42.4%で最も高く、NCRが30.7%、その他地域が15.4%、セブ都市圏が6.6%、ミンダナオ都市圏が4.9%だった。
融資対象別では、新築住宅が79.6%を占め、中古住宅が20.0%、差し押さえ物件が0.4%だった。
【住宅価格中央値】
第2四半期の全国の住宅価格中央値は390万5,999ペソだった。住宅タイプ別では、コンドミニアムが412万9,152ペソ、戸建て・低層住宅が353万2,893ペソ。
地域別では、NCRが540万9,077ペソと全国水準を上回った。NCRの戸建て・低層住宅は800万ペソ、コンドミニアムは517万9,350ペソだった。一方、AONCRは345万1,385ペソで、コンドミニアムが346万2,235ペソ、戸建て・低層住宅が339万8,500ペソ。AONCRのうち中央値が最も高かったのは、戸建て・低層住宅、コンドミニアムともセブ都市圏で、それぞれ498万7,500ペソ、399万7,616ペソだった。
RPPIは銀行の住宅ローン実績データに基づき住宅価格の平均的な変動を測る指数で、不動産・住宅金融市場の動向を把握する代表的な指標の一つ。
フィリピン住宅不動産価格指数の上昇率推移 (2019年=100)
| 年・時期 | 2024年 | 2025年 | 2026年 | |||||||
| Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | Q1 | Q2 | |
| 全国 | ||||||||||
| 前年同期比上昇率(%) | ||||||||||
| 住宅総合(全タイプ) | 7.4 | 7.9 | 7.6 | 9.8 | 7.6 | 7.5 | 1.9 | 1.6 | 4.5 | 0.4 |
| コンドミニアム | 7.3 | 11.5 | 4.8 | 9.5 | 10.6 | -0.2 | 1.4 | 3.5 | 4.6 | 6.0 |
| 戸建・低層住宅* | 7.4 | 5.4 | 9.4 | 9.9 | 4.5 | 13.1 | 1.9 | 0.1 | 3.9 | -4.1 |
| 前期比上昇率(%) | ||||||||||
| 住宅総合 | 4.7 | 4.3 | 1.5 | -1.0 | 2.6 | 4.2 | -3.8 | -1.3 | 5.6 | 0.1 |
| コンドミニアム | 8.8 | 7.7 | -2.9 | -3.7 | 9.9 | -2.8 | -1.4 | -1.7 | 11.1 | -1.5 |
| 戸建・低層住宅 | 2.1 | 1.9 | 4.7 | 0.9 | -2.9 | 10.3 | -5.7 | -0.9 | 0.8 | 1.7 |
| マニラ首都圏(NCR) | ||||||||||
| 前年同期比上昇率(%) | ||||||||||
| 全住宅 | 6.1 | 9.3 | 7.2 | 12.3 | 13.9 | 2.4 | 2.3 | 2.3 | 3.5 | 5.2 |
| コンドミニアム | 6.6 | 13.7 | 5.3 | 11.9 | 14.2 | -2.2 | 0.8 | 3.3 | 3.7 | 7.4 |
| 戸建・低層住宅 | 4.3 | -2.0 | 11.0 | 13.3 | 11.2 | 14.3 | 5.8 | -0.4 | 1.3 | -3.1 |
| 前期比上昇率(%) | ||||||||||
| 住宅総合 | 7.6 | 7.2 | -0.8 | -2.0 | 9.2 | -3.6 | -0.8 | -2.0 | 10.4 | -2.0 |
| コンドミニアム | 10.5 | 10.5 | -4.3 | -4.2 | 12.8 | -5.4 | -1.4 | -1.8 | 13.2 | -1.9 |
| 戸建・低層住宅 | 1.0 | -0.9 | 9.2 | 3.5 | -0.9 | 1.9 | 1.1 | -2.5 | 0.8 | -2.5 |
| 地方(AONCR) | ||||||||||
| 前年同期比上昇率(%) | ||||||||||
| 住宅総合 | 8.7 | 7.2 | 8.1 | 8.0 | 3.0 | 11.5 | 1.6 | 1.0 | 5.7 | -2.7 |
| コンドミニアム | 10.3 | 5.5 | 4.0 | 3.1 | 1.8 | 6.2 | 3.2 | 4.1 | 8.4 | 3.4 |
| 戸建・低層住宅 | 8.3 | 7.5 | 9.0 | 9.1 | 2.9 | 12.6 | 1.0 | 0.2 | 4.6 | -4.5 |
| 前期比上昇率(%) | ||||||||||
| 住宅総合 | 2.7 | 2.1 | 3.2 | -0.2 | -2.1 | 10.5 | -5.9 | -0.7 | 2.5 | 1.6 |
| コンドミニアム | 4.2 | -0.4 | 1.6 | -2.2 | 2.9 | 4.0 | -1.3 | -1.3 | 7.1 | -0.8 |
| 戸建・低層住宅 | 2.4 | 2.6 | 3.6 | 0.2 | -3.4 | 12.3 | -7.1 | -0.6 | 0.8 | 2.5 |
*注:戸建・低層住宅には、一戸建て、タウンハウス、アパート、および2戸連棟住宅が含まれる
地方の住宅価格指数の上昇率推移 (2019年=100)
| 地域 | 年間増減率(%) | 四半期増減率(%) | |||||
| 25年Q2 | 26年Q1 | 26年Q2 | 25年Q3 | 25年Q4 | 26年Q1 | 26年Q2 | |
| その他地域 | 8.8 | -4.7 | -5.3 | -6.4 | -5.8 | -1.9 | 9.5 |
| NCRを除く大マニラ圏 | 13.2 | 9.7 | -3.0 | -6.1 | 0.2 | 4.3 | -1.2 |
| セブ都市圏 | 11.5 | 9.4 | -0.2 | -8.0 | 4.6 | 1.3 | 2.4 |
| ミンダナオ都市圏 | 7.7 | 1.3 | 2.1 | -0.9 | -1.0 | 1.4 | 2.7 |
全住宅への融資件数の増減率
| 地域 | 年間増減率(%) | 四半期増減率(%) | |||||
| 25年Q2 | 26年Q1 | 26年Q2 | 25年Q3 | 25年Q4 | 26年Q1 | 26年Q2 | |
| 全国 | 14.7 | 1.3 | 3.1 | 16.5 | 8.4 | -23.9 | 7.2 |
| コンドミニアム | 39.8 | 10.4 | 18.1 | 32.9 | 9.8 | -34.1 | 22.8 |
| 戸建・低層住宅 | 2.7 | -3.9 | -6.8 | 5.8 | 7.2 | -15.3 | -2.9 |
| マニラ首都圏(NCR) | 10.3 | 7.6 | 11.0 | 7.2 | 7.1 | -14.6 | 13.2 |
| 地方(AONCR) | 16.6 | -1.1 | -0.1 | 20.2 | 8.8 | -27.1 | 4.8 |
| その他地域 | 4.3 | 7.4 | -2.6 | 17.7 | 24.0 | -22.4 | -14.0 |
| NCR除く大マニラ圏 | 22.5 | 2.9 | 4.8 | 26.9 | 3.7 | -29.8 | 13.4 |
| セブ都市圏 | 18.7 | -23.6 | -8.1 | 2.0 | -13.2 | -7.7 | 12.4 |
| ミンダナオ都市圏 | 12.9 | -19.7 | -17.0 | 3.2 | 31.7 | -38.2 | -1.3 |
【地域区分】
・首都圏(NCR):メトロマニラ全域
・地方(AONCR):NCR以外の全地域
・大マニラ圏(GMA):NCR+ブラカン、カビテ、ラグナ、リサールの4州
・NCRを除く大マニラ圏(Balance GMA):ブラカン、カビテ、ラグナ、リサールの4州
・その他地域:AONCRからGMAおよびセブ・ミンダナオ都市圏を除いた地域




