7日に第1四半期GDP発表、事前予想中間値は3.4%

最高予想4.5%、最低2.5%:BW紙のエコノミスト21人調査

2026/05/05

 フィリピン統計庁(PSA)は、57()午前10時、2026年第1四半期(1月~3)の国内総生産(GDP)など国民勘定統計を発表する。経済企画開発省(NEDA)のバリサカン大臣及び国家統計学者のマパPSA次官が解説する予定。
 
 現地有力経済紙であるビジネスワールド紙が先週実施した21名の民間エコノミストの2026年第1四半期GDP成長率直前予想集計における予想の中間値は3.4(最高値4.5%、最低値2.5)であった。中間値の3.4%となれば、非常に低水準であった前期(2025年第4四半期)3.0%からは改善だが、前年同期の5.4%からは大幅悪化、政府の年間成長率目標5%6%の下限を下回る。
 
 なお、政府の2026年の年間GDP成長率目標は上記のように5.0%6.0%%で、2025年実績の4.4%を上回ることを目指している。現時点では、国際機関や主要格付機関の多くが、2026年はASEAN諸国の中では高い部類の成長率となるが、政府目標の達成は難しいと見ている。

 産業・支出別実質GDP成長率(年率)の推移(2018年基準:単位:%) 
項目 シェア 四半期成長率 累計成長率
25年 24年  25年 24年 25年
期間 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 1-12月
GNI(国民総所得) 100.0 9.9 8.1 6.8 6.3 7.2 8.0 5.4 3.9 7.7 6.1
GDP(国内総生産) 87.7 5.9 6.5 5.2 5.3 5.4 5.5 3.9 3.0 5.7 4.4
NPI(海外からの純一次所得) 12.3 57.8 25.8 20.0 14.7 22.0 30.3 16.2 10.9 26.6 19.1
(出所:PSA資料より作成、産業/支出構成比:対GDP)

 フィリピンのGDP実質成長率の推移と目標(2018年基準、単位:%)
16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26目標 27目標 28目標
伸び率 7.1 6.9 6.3 6.1 -9.5 5.7 7.6 5.5 5.7 4.4 5.0~6.0 5.5~6.5 6.0~7.0
(出所:DBCC資料より作成、目標は2025年12月のDBCC設定数値)