貧困削減活動のガワッド・カリンガ創設者、人身売買容疑で逮捕
「マグサイサイ賞」受賞のメロト容疑者、過去に日系企業も支援・寄付
2026/05/31
フィリピン政府通信社(PNA)によると、貧困削減活動・貧困層向け住宅建設促進で知られる非政府組織(NGO)「Gawad Kalinga(ガワッド・カリンガ)」の創設者、アントニオ(トニー)・メロト容疑者(76歳)が、5月29日、ブラカン州アンガット町で逮捕された。ブラカン州警察が30日に発表した。
ブラカン州警察によると、メロト容疑者は共和国法第9208号(2003年人身売買防止法)に基づく「加重人身売買(Qualified Trafficking)」2件の容疑で指名手配されていた。逮捕は、ブラカン州マロロス市の地方裁判所(RTC)が発行した逮捕状に基づき実施された。
メロト容疑者は、アンガット町バランガイ・エンカントにある農場で、ブラカン州警察情報部の追跡班が第1州機動部隊およびアンガット署員と連携して行った情報収集活動の末に拘束された。裁判所は2件の容疑について、いずれも保釈を認めない判断を示している。なお、現時点で有罪判決は確定しておらず、今後の司法手続きの中で容疑の立証が進められることになる。
メロト容疑者を巡っては、2025年9月に司法省が「権限乱用と搾取のパターンが見られる」として、加重性的人身売買の罪2件で起訴するよう勧告していた。ガワッド・カリンガは、メロ容疑者が主導した貧困削減・貧困層向け住宅建設運動で、「ホームレスに家を、土地のない人に土地を」という理念を掲げフィリピンの代表的な市民団体の一つとして知られている。企業や中間層以上の市民から資金提供を受け、貧困層の暮らす地域で、住民とともに壊れにくい住宅を造る事業に取り組んできた。いくつかの日系企業もこのガワッド・カリンガへの寄付やボランティア活動などを通じて、フィリピン貧困緩和を支援してきた。
社会貢献が認められ、2006年に、メロト容疑者はガワッド・カリンガとともに「アジアのノーベル賞」と称されるフィリピンのラモン・マグサイサイ賞を受賞した。2011年には「第16回日経アジア賞」、2012年には、世界社会的起業家(社会的アントレプレナー賞)を受賞した。
ブラカン州警察によると、メロト容疑者は共和国法第9208号(2003年人身売買防止法)に基づく「加重人身売買(Qualified Trafficking)」2件の容疑で指名手配されていた。逮捕は、ブラカン州マロロス市の地方裁判所(RTC)が発行した逮捕状に基づき実施された。
メロト容疑者は、アンガット町バランガイ・エンカントにある農場で、ブラカン州警察情報部の追跡班が第1州機動部隊およびアンガット署員と連携して行った情報収集活動の末に拘束された。裁判所は2件の容疑について、いずれも保釈を認めない判断を示している。なお、現時点で有罪判決は確定しておらず、今後の司法手続きの中で容疑の立証が進められることになる。
メロト容疑者を巡っては、2025年9月に司法省が「権限乱用と搾取のパターンが見られる」として、加重性的人身売買の罪2件で起訴するよう勧告していた。ガワッド・カリンガは、メロ容疑者が主導した貧困削減・貧困層向け住宅建設運動で、「ホームレスに家を、土地のない人に土地を」という理念を掲げフィリピンの代表的な市民団体の一つとして知られている。企業や中間層以上の市民から資金提供を受け、貧困層の暮らす地域で、住民とともに壊れにくい住宅を造る事業に取り組んできた。いくつかの日系企業もこのガワッド・カリンガへの寄付やボランティア活動などを通じて、フィリピン貧困緩和を支援してきた。
社会貢献が認められ、2006年に、メロト容疑者はガワッド・カリンガとともに「アジアのノーベル賞」と称されるフィリピンのラモン・マグサイサイ賞を受賞した。2011年には「第16回日経アジア賞」、2012年には、世界社会的起業家(社会的アントレプレナー賞)を受賞した。




