大阪工業大学、比の名門大学とゲーム人材育成で連携

ユーチェンコ財閥とアヤラ財閥傘下のマプア大学と協定締結

2026/06/14

 大阪工業大学は6月11日、フィリピンの有力理工系大学であるマプア大学(メインキャンパス:マニラ市イントラムロス)と、教育・研究分野の連携強化および学生交流促進に関する協定を締結したと発表した。グローバル化が進むゲーム産業に対応できる人材の育成を目指し、今夏から企業連携型の国際プロジェクト学習(PBL)を実施する。

 大阪工業大学は2026年4月、情報科学部と知的財産学部の強みを融合した「ゲームサイエンスコース」を新設した。ゲーム開発に必要な技術だけでなく、ビジネスや知的財産分野の知識も学べるのが特徴で、ゲームソフト大手のカプコンの協力を得て、「ゲームビジネスマネジメント概論」や「ゲーム知的財産マネジメント」などの特別講座も開講している。

 マプア大学は1925年に設立された私立大学である。フィリピン有数の理工系大学として高い評価を受け、国際性豊かな教育環境を備えている。特に工学・IT分野に強みを持ち、ゲーム開発を学ぶコースを設置するなど、近年はゲーム産業に向けた教育の強化にも積極的に取り組んでいる。現在マプア大学は、ユーチェンコ財閥とアヤラ財閥との合弁教育関連企業iPeople(アイピープル、証券コード:IPO)によって運営されている。

 今回の協定に基づき、両大学は企業と連携した国際PBL(課題解決型学習)を実施するほか、学生交流や共同研究など幅広いプログラムを展開する計画である。

 大阪工業大学は、世界的な市場拡大が続くゲーム産業において、制作技術に加え、ビジネス戦略や知的財産管理の知識を備えた人材が求められていると指摘。フィリピン有数のIT系大学であるマプア大学と、日本を代表するゲーム企業との連携を生かし、国際的に活躍できるゲーム産業人材の育成を進める方針である。