世界平和度指数、フィリピン102位(163カ国・地域中)

前年は99位、1位アイスランド、最下位ロシア、日本は10位

2026/06/14

 国際シンクタンクの経済平和研究所(IEP)69日、2026年版「世界平和度指数(GPI)」を公表した。GPI163の国・地域を対象に、社会の安全・治安、国内外の紛争状況、軍事化の度合いの3分野・23指標から平和度を評価するもので、世界人口の99.7%をカバーしている。

 IEPによると、フィリピンは163カ国・地域中102位となり、前年の99位から3ランク後退した。アジア太平洋地域19カ国・地域の中では16位だった。スコアが低いほど平和度が高い15の評価尺度で、フィリピンの総合スコアは2.092となり、アジア太平洋地域平均の1.900を下回った。

 アジア太平洋地域では、ニュージーランド(世界2)、シンガポール(8)、日本(10)、マレーシア(12)が上位を占めた。一方、フィリピンを下回ったのは中国(118)、北朝鮮(147)、ミャンマー(151)3カ国だった。

 世界順位では、アイスランドが19年連続で首位を維持した。以下、ニュージーランド、スイス、スロベニア、アイルランドが続いた。最下位はロシア(163)で、スーダン(162)、コンゴ民主共和国(161)が続いた。

 IEPによると、2025年の暴力による経済的損失は前年比3.2%増の218,000億米ドルと推定される。これは世界GDP10.5%に相当し、世界人口1人当たりでは2,657米ドルとなる。世界各地での軍事支出の増加や紛争の長期化が背景にあるとみられる。損失額の内訳では、軍事支出と国内治安維持関連支出が全体の70%以上を占めた。