日本格付研究所、GTキャピタルに格付「A-」を付与
比トヨタ・メトロバンク中核に高収益基盤、見通しは「安定的」
2026/07/15
日本格付研究所(JCR)は、7月11日、フィリピンの大手財閥系複合企業GTキャピタル ホールディングス(GTキャピタル、証券コード:GTCAP)の外貨建・自国通貨建長期発行体格付をともに「Aマイナス(A-)」、格付見通しを「安定的」とする初の信用格付を公表した。
JCRは、GTキャピタルについて、創業家のティー(Ty)ファミリーが支配株主である一方、上場企業としてガバナンスや内部統制体制も整備されていると評価。自動車、金融、不動産、インフラ、保険など多角的な事業を展開し、自動車と金融を中核とする強固な事業基盤、安定したキャッシュフロー、健全な財務体質を高く評価した。
格付は本来「A」相当の信用力を有すると判断したものの、フィリピンのソブリン格付(A-)が上限となるため、「A-」とした。
グループの収益構成では、2025年12月期の事業別税引前利益(内部取引調整前)の46.0%を自動車事業、39.7%を金融事業が占める。不動産(5.6%)やインフラ(9.9%)も加わるバランスの取れた事業ポートフォリオにより、高収益と安定した業績を実現しているとした。
自動車事業では、トヨタ モーター フィリピン(TMP)、GTキャピタルオート&モビリティ ホールディングス(GTCAM)、トヨタ ファイナンシャルサービス フィリピン(TFSPH)が製造から販売、販売金融、アフターサービスまで一体的な体制を構築。トヨタ車は全国販売網や充実したアフターサービス、高い中古車価値を背景に長年、新車販売シェア首位を維持している。JCRは、中国メーカー、とりわけBYDの存在感が高まっているものの、トヨタブランドや販売網、金融機能などを踏まえ、競争優位は当面維持される可能性が高いと分析した。
金融事業の中核であるメトロポリタンバンク&トラスト(メトロバンク、証券コード:MBT)についても、貸出・預金とも国内第3位の拡大商業銀行として高い市場地位を有すると評価。2026年3月末時点の不良債権比率は1%台後半、不良債権引当率は137%、対リスク資産自己資本比率(CARS)は14.9%と、資産の健全性と資本基盤の強さを評価した。
有利子負債の削減と利益蓄積により、D/Eレシオは2022年末の約0.7倍から2025年末には約0.4倍へ改善。有利子負債/EBITDA倍率も2.1倍まで低下し、インタレスト・カバレッジ・レシオは7.9倍と、フィリピン財閥の中でも良好な財務体質を維持していると評価した。
GTキャピタルは、日本企業との長年の提携関係を背景に、今回の格付け取得により資金調達手段の多様化や日本の金融市場へのアクセス強化につながるとしている。2026年時点でJCRの格付を取得しているフィリピンの機関は、フィリピン政府を含め7機関のみ。GTキャピタルはその一社となった。
JCRは、GTキャピタルについて、創業家のティー(Ty)ファミリーが支配株主である一方、上場企業としてガバナンスや内部統制体制も整備されていると評価。自動車、金融、不動産、インフラ、保険など多角的な事業を展開し、自動車と金融を中核とする強固な事業基盤、安定したキャッシュフロー、健全な財務体質を高く評価した。
格付は本来「A」相当の信用力を有すると判断したものの、フィリピンのソブリン格付(A-)が上限となるため、「A-」とした。
グループの収益構成では、2025年12月期の事業別税引前利益(内部取引調整前)の46.0%を自動車事業、39.7%を金融事業が占める。不動産(5.6%)やインフラ(9.9%)も加わるバランスの取れた事業ポートフォリオにより、高収益と安定した業績を実現しているとした。
自動車事業では、トヨタ モーター フィリピン(TMP)、GTキャピタルオート&モビリティ ホールディングス(GTCAM)、トヨタ ファイナンシャルサービス フィリピン(TFSPH)が製造から販売、販売金融、アフターサービスまで一体的な体制を構築。トヨタ車は全国販売網や充実したアフターサービス、高い中古車価値を背景に長年、新車販売シェア首位を維持している。JCRは、中国メーカー、とりわけBYDの存在感が高まっているものの、トヨタブランドや販売網、金融機能などを踏まえ、競争優位は当面維持される可能性が高いと分析した。
金融事業の中核であるメトロポリタンバンク&トラスト(メトロバンク、証券コード:MBT)についても、貸出・預金とも国内第3位の拡大商業銀行として高い市場地位を有すると評価。2026年3月末時点の不良債権比率は1%台後半、不良債権引当率は137%、対リスク資産自己資本比率(CARS)は14.9%と、資産の健全性と資本基盤の強さを評価した。
有利子負債の削減と利益蓄積により、D/Eレシオは2022年末の約0.7倍から2025年末には約0.4倍へ改善。有利子負債/EBITDA倍率も2.1倍まで低下し、インタレスト・カバレッジ・レシオは7.9倍と、フィリピン財閥の中でも良好な財務体質を維持していると評価した。
GTキャピタルは、日本企業との長年の提携関係を背景に、今回の格付け取得により資金調達手段の多様化や日本の金融市場へのアクセス強化につながるとしている。2026年時点でJCRの格付を取得しているフィリピンの機関は、フィリピン政府を含め7機関のみ。GTキャピタルはその一社となった。




