港湾業務のICTSI、初の時価総額2兆ペソ企業に

1兆ペソ突破から10カ月間で、海外展開進展で株価上昇続く

2026/07/16

 港湾業務最大手インターナショナル コンテナ ターミナル サービス(ICTSI、証券コード:ICT)が、7月14日、終値ベースの時価総額で2兆ペソを突破し、PSE上場企業として初めて「時価総額2兆ペソ企業」となった。

 ICTSIの7月14日の終値は993ペソ、時価総額は終値ベースで2兆51億ペソとなり、初めて2兆ペソの大台を突破した。7月15日には株価が前日比6ペソ続伸、終値999ペソと過去最高値を更新したことで、時価総額は2兆172億ペソへ拡大した。取引時間中には一時1,020ペソまで上昇、株価、時価総額ともに過去最高を記録した。

 PSEのラモン・モンソン社長兼CEOは、「時価総額1兆ペソ突破から10カ月足らずで2兆ペソに倍増したことは驚異的な成果だ。これはエンリケ・ラソン会長兼社長のリーダーシップと、世界各地で港湾・物流事業を拡大するICTSIの成長戦略に対する市場の強い信認を反映している」とコメントした。

 ICTSIは、2025年9月17日に時価総額1兆ペソを突破。その後も株価上昇が続き、2026年6月16日と7月13日には、それぞれ取引時間中に株価995ペソ、1,000ペソを付け、一時的に時価総額2兆ペソを超えていたが、終値ベースでの突破は7月14日が初めてとなった。

 なお、ICTSIのエンリケ・ラソン会長兼社長は、カジノリゾート「ソレア」の運営企業ブルームベリー(証券コード:BLOOM)の会長兼CEO、マニラ首都圏東部地区などを営業基盤とする水道企業マニラ ウォーター(証券コード:MWC)の会長でもある。このほか、有力インフラ企業であるプライム インフラストラクチャー キャピタル(プライム インフラ)などを率いている。

 米国フォーブス誌が3月10日に発表した「2026年世界長者番付」において、エンリケ・ラソン氏は純資産165億米ドルでフィリピン首位(世界ランク175位)、2025年のフィリピン第2位(世界ランク227位)から更に上昇、遂にフィリピン最富豪にランクされるに至ったという経緯がある。