ジョリビー1,279店VSマクドナルド792店:2024年末
比外食バーガー市場、マクドが首位でない唯一の主要国
2025/04/25
フィリピンでは、ハンバーガーのジョリビーが、国民食とまで称されるほどの圧倒的な支持を得てきている。マクドナルドがハンバーガーレストランでトップになれない唯一の主要国がフィリピンでもある。
ジョリビーはフィリピン最大のファストフード企業ジョリビー フーズ(証券コード:JFC)によって運営されている。2024年12月末時点のJFCの国内外総店舗数は9,766店(国内3,382店、海外6,384店)。国内店舗数3,382店舗のうち、ジョリビーブランドは1,279店舗、チャオキン571店舗、グリーンウィチ272店舗、レッドリボン507店舗、マンイナサル575店舗、バーガーキング131店舗、吉野家9店舗だった。
一方、マクドナルド フィリピン(比マクドナルド)は、当地の有力持株会社アライアンス グローバル グループ(証券コード:AGI)関連会社のゴールデンアーチス デベロップメント(GADC)によって展開されている。第1号店は1981年にオープンした。このほど発表されたAGIの証券アナリスト・投資家向け説明会資料によると、2024年12月末時点の比マクドナルドの総店舗数は792店、2023年末の740店から52店の純増となった。
このように最近は比マクドナルドの積極展開が目立つが、ジョリビーの国内店舗数1,279店は、比マクドナルド792店の約1.6倍であり、依然大きな差がある。ジョリビーのグループ企業である比バーガーキング131店を加えればその差はさらに拡大、ジョリビー連合が1,410店で比マクドナルド792店の約1.8倍となる。
フィリピンにおいて、ジョリビーがマクドナルドを圧倒している大きな理由は、フィリピン人の食習慣や嗜好を的確に把握したメニューを開発、提供していることであると考えられる。フィリピン人は甘い味付けを好むことから、ジョリビーのドレッシング、スパゲティー類などはマクドナルドよりかなり甘めである。また、フィリピン人はコメが大好きで三食ともに米食というパターンが多い。ジョリビーはライス付きの割安なセットメニューを数多く用意し、コメ好きのフィリピン人の心を捉えている。マクドナルドも、ローカル好みのメニユーを取り入れるようになってはいるが、国民食と称せられるジョリビーの域には至っていない。
ジョリビーはフィリピン最大のファストフード企業ジョリビー フーズ(証券コード:JFC)によって運営されている。2024年12月末時点のJFCの国内外総店舗数は9,766店(国内3,382店、海外6,384店)。国内店舗数3,382店舗のうち、ジョリビーブランドは1,279店舗、チャオキン571店舗、グリーンウィチ272店舗、レッドリボン507店舗、マンイナサル575店舗、バーガーキング131店舗、吉野家9店舗だった。
一方、マクドナルド フィリピン(比マクドナルド)は、当地の有力持株会社アライアンス グローバル グループ(証券コード:AGI)関連会社のゴールデンアーチス デベロップメント(GADC)によって展開されている。第1号店は1981年にオープンした。このほど発表されたAGIの証券アナリスト・投資家向け説明会資料によると、2024年12月末時点の比マクドナルドの総店舗数は792店、2023年末の740店から52店の純増となった。
このように最近は比マクドナルドの積極展開が目立つが、ジョリビーの国内店舗数1,279店は、比マクドナルド792店の約1.6倍であり、依然大きな差がある。ジョリビーのグループ企業である比バーガーキング131店を加えればその差はさらに拡大、ジョリビー連合が1,410店で比マクドナルド792店の約1.8倍となる。
フィリピンにおいて、ジョリビーがマクドナルドを圧倒している大きな理由は、フィリピン人の食習慣や嗜好を的確に把握したメニューを開発、提供していることであると考えられる。フィリピン人は甘い味付けを好むことから、ジョリビーのドレッシング、スパゲティー類などはマクドナルドよりかなり甘めである。また、フィリピン人はコメが大好きで三食ともに米食というパターンが多い。ジョリビーはライス付きの割安なセットメニューを数多く用意し、コメ好きのフィリピン人の心を捉えている。マクドナルドも、ローカル好みのメニユーを取り入れるようになってはいるが、国民食と称せられるジョリビーの域には至っていない。