新車総販売、増税回避ならば18年にも50万台へ

2016/12/12

2020年目標2年前倒しで、増税ならば達成困難に

このほどフィリピン自動車工業会(CAMPI)は、「2016年11カ月間(1月~11月)の新車販売台数(工業会加盟 企業分)は、前年同期比24.3%増の32万5,468台に達した」と発表した。車種別では、乗用車が同13.9%増の12万0,678台と堅調であっ た。一方、商用車は同31.3%増の20万4,790台と大幅増加した。

 なお、2015年年間のフィリピン国内四輪車新車販売台数(工業会加盟企業分)は、前年比22.9%増の28万8,609台で、4年連続での史上最高記 録更新となった。2016年は10カ月間で既にこの年間記録(工業会加盟企業ベース)を上回っており、5年連続の年間記録が確定している。

 この28万8,609台という年間記録台数や前年同期比などは、工業会加盟企業ベースの数値であり、CAMPIを脱退している韓国系の現代アジア・リ ソース(HARI)など自動車輸入販売企業協会(AVID)単独加盟企業分を含まないベースである。

 工業会加盟企業、AVID加盟企業、非加盟独立系企業の合計から重複加盟分(フォードなど)を調整した2015年のフィリピン新車総販売台数は32万 0,677台に達し、2014年の26万7,568台から19.8%増加、総販売台数ベースでも4年連続での史上最高記録となった。2016年は、11カ 月間の工業会加盟企業分だけで総販売台数年間記録32万0,677台を上回っており、総販売台数ベースでの5年連続年間記録更新も確定したといえる。

 CAMPIは2016年の新車総販売台数予想に関しては、年初に前年比9%増の35万台と発表した。ところが、これまでの販売実績はその伸び率予想を大 幅に上回るペースでの推移となっている。したがって、先頃CAMPIは、この予想を12.5%増の36万台へと上方修正した。しかし、実際は通年ベースで 40万台に届きそうな勢いである。

 CAMPIはこれまで、2020年に、フィリピンの新車総販売台数50万台達成を目標としてきた。12月12日付け現地紙電子版によると、いすゞフィリ ピンのジョセフ・バウティスタ販売部長は「自動車税の増税が回避され、現行税制が継続されるならば、フィリピンの新車総販売台数は、2016年見込みの約 40万台にに続き、2017年に45万台、2018年に50万台に達し、50万台達成目標を2年前倒しで達成できると考えられる。しかし、財務省が提案し たような自動車税の大幅増税が実施されると、2020年に50万台という目標達成は難しくなる」とコメントしたとのことである。