良品計画、フィリピンでSSIと合弁会社設立
比での無印良品事業の強化・拡大を目指す
SSIは比ファミリーマート事業も展開中

2017/01/23

  良品計画(本社:東京都豊島区)は、フィリピンでの事業強化・拡大のため、現地のストアーズ・スペシャリスツ社との間で合弁会社「MUJI PHILIPPINES CORP」を設立することについて、1月23日に合意した。

 ストアーズ・スペシャリスツ社はフィリピンの大手小売グループであるルスタングループにおいて、主に海外ブランドのライセンスビジネス、小売業を展開している。フィリピン証券取引所(PSE)に上場しているSSIグループの100%子会社である。
 
 フィリピンは、アセアン第2位の人口(約1億1,000万人)を有し、とりわけ24歳以下の人口が国民の50%以上を占め、また、実質GDP、一人あたりのGDPともに平均6%を超える高い成長率を示す成長著しいマーケットである。
 
 良品計画は、2010年にストアーズ・スペシャリスツ社とフィリピンにおけるライセンス契約を締結し、ストアーズ・スペシャリスツ社に対してライセンス供与ならびに商品供給を行ってきた。現在ストアーズ・スペシャリスツ社は、フィリピンにおいて無印良品7店舗を展開し、幅広い顧客からの支持を得ている。
 
 良品計画は、西南アジア・オセアニア地域の中でもフィリピンを重要な拠点と位置づけており、ストアーズ・スペシャリスツ社をパートナーとした合弁会社設立によって、同地域における今後のさらなる無印良品事業の強化・拡大を目指す。合弁会社「MUJI PHILIPPINES CORP」.は2017年3月に設立予定である。資本金は300万米ドル、出資比率は良品計画49% ストアーズ・スペシャリスツ社51%となる。

 なお、ストアーズ・スペシャリスツ社は、フィリピンでのファミリーマート事業を主導している。ストアーズ・スペシャリスツ社はアヤラグループと折半合弁企業SIAL・CVSリテイラーズ社を設立している。このSIAL・CVSリテイラーズ社が、フィリピン・ファミリーマートCVS社の60%を保有している。ちなみに、2016年末のフィリピンにおけるファミリーマート店舗数は99店となっている(17年1月20日の株式会社良品計画ニュースリリースなどより)。