ネット広告のフルスピード、フィリピンへ進出
セブに開発拠点、中国に続く2番目の海外現法

2017/02/17

 インターネット広告・マーケティング企業であるフルスピード(本社:東京都渋谷区、東証マザーズ上場)は、フィリピンにおける完全子会社『FULLSPEED TECHNOLOGIES INC(フルスピード テクノロジーズ社).』(本社:セブ市)の設立が完了し、2017年1月9日より事業活動を開始した。

 フィリピンに開発拠点を開設することで、事業収益性の向上、人材の安定確保、技術力の向上、サービスクオリティの向上を同時に目指す。

 フルスピードは、中期事業方針の実現のため、アド・テクノロジーに関する安定的かつ生産的な開発体制の増強は必須であると認識しており、そのために英語での直接意思疎通が可能な質の高いエンジニアが集まるフィリピン・セブに開発拠点を設立するに至った。
 
 当面の目的は、既存アド・テクノロジーシステムの開発業務、運用型広告の運用業務、およびグローバル視点でのR&Dに重点を置き、事業展開していく。 また、中長期的には、新たな独自商材の開発、オフショア開発事業、東南アジア領域での新規事業も視野に入れ、展開する。この子会社設立によるフルスピードの連結業績に与える影響は軽微とのことである 。

<新会社の概要>
・商号:FULLSPEED TECHNOLOGIES INC.
・所在地:14V, AVENIR Building, Archbishop Reyes Avenue, Lahug,Cebu City, Central Visayas, Philippines
・資本金: 2,000,000ペソ
・出資比率:フルスピード100.0%
・代表者名:谷本洋平氏
・設立月日:2017年1月9日

 なおフルスピードは、DSP、動画アドネットワーク、アフィリエイトをはじめとするアドテクノロジー事業、SEOコンサルティング・運用型広告を主軸とするインターネットマーケティング事業を展開するアドテクノロジー&マーケティングカンパニーである。2001年の創業以来、SEOビジネスを基軸に、リスティング広告、アフィリエイト広告、ディスプレイ広告、ソーシャル・メディア・マーケティングなどのインターネットマーケティングの各種サービスの提供に取り組んできた。

 2007年8月には、東証マザーズへの上場を果たした。2012年12月には中国(上海)に現地法人を設立、アジア展開の一環として、成長著しい中国市場の獲得を目指し、国内で培ったSEM広告ソリューションサービスの提供を行っている。そして、フィリピンが2番目の海外拠点となる(17年2月16日の株式会社フルスピードのニュースリリースなどより)。