マニラ国際自動車ショー、3月30日開幕

ホンダ「新型シビック TYPE R」などに注目

2017/03/22

   3月30日~4月2日まで、マニラ首都圏パサイ市のワールドトレードセンターにおいて、2017年マニラ国際自動車ショー(MIAS)が開催される。

 MIASは、フィリピン自動車工業会によって開催される「フィリピン国際モーターショー(PIMS)」とは異なる輸入車中心の展示会である。しかし、最近の輸入車、高級車人気を背景に、MIASへの注目度も非常に高まっており、今年も盛況が予想される。MIAS2017において、注目されそうなモデルの一つが「ホンダ 新型シビックTYPE R」である。

 本田技研工業のフィリピンにおける四輪車生産・販売拠点であるホンダカーズ・フィリピン(HCPI)は、MIAS2017において、「新型シビックTYPE R」や「新型シティMIAS特別限定車」などを展示する。「新型シビック TYPE R」は、サーキットでの走行性能に加えて、一般公道でのグランドツアラー性能を大幅に進化させた次世代のTYPE Rを目指し開発された。
 
 パワートレインには、さらに進化させた「2.0L VTEC TURBOエンジン」を採用。先代TYPE Rを凌ぐ最高出力320馬力と最大トルク400N・mを達成している。リアサスペンションにマルチリンク式を新たに採用したことや、高剛性化を図った新プラットフォーム、20インチタイヤの採用、ホイールベースおよびトレッドの拡大、重量配分の最適化などに加え、エアロダイナミクス性能をより高めたエクステリアデザインなどにより、運動性能を大幅に向上させている。さらに、コンフォートモードを追加したことで3パターンより選択可能となったドライビングモードによって、市街地からサーキットまで、より幅広い走行シーンにマッチしたダイナミック性能を提供する。
 
 新型シビック TYPE Rは、ホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッド(Honda of the U.K. Manufacturing Ltd.)で生産され、2017年夏より欧州と日本・北米を含む世界各国で販売を開始する予定である(本田技研工業やホンダカーズ・フィリピン資料などより)。