三越伊勢丹、首都圏ボニファシオに出店へ

地元タギグ市が発表、現地有力紙も報道

2017/05/08

マニラ首都圏タギグ市は、そのフェイスブックにおいて、三越伊勢丹がタギグ市のボニファシオ・グローバルシティ(BGC)に出店すると発表した。

 タギグ市のフェイスブックによると、三越伊勢丹ホールディングス、野村不動産、および現地の不動産企業であるフェデラルランドは、5月1日、BGCでの協同開発事業合意書への署名とその事業への鍬入れ式を開催した。

 この事業は、BGCの「グランドハイアット・マニラ」の隣接地に、コンドミニアムと商業施設などで構成される複合施設を開発するというものである。コンドミニアムは41階建て、44階建て、47階建て、50階建ての4棟が建設され、低層階に三越伊勢丹が出店するというものである。

 なお、フェデラルランドは、フィリピン第二位の商業銀行「メトロポリタンバンク&トラストバンク(メトロバンク)」グループの持株会社GTキャピタル・ホールディングス傘下の有力不動産企業であり、マカティ市やBGCなどにおいて開発事業を推進している。


 フェデラルランドは長きに亘ってオリックスと提携している。上記の「グランドハイアット・マニラ」、コンドミニアム、商業施設を中心とする大規模複合施設事業も、フェデラルランドが70%、オリックスが30%出資の合弁方式で開発されている。