JTB、フィリピン事業基盤を更に拡充

セブ島に訪日向け店舗開設、3店目に

2017/05/10

 旅行業界最大手の株式会社ジェイティービー(JTB、本社:東京都品川区)が、フィリピンでの事業基盤や業容を一段と拡充させている。

 2015年、JTBはアジア事業強化の一環として子会社をフィリピンに設立、2015年4月に営業を開始した。フィ リピン子会社の名称はJTB ASIA PACIFIC PHIL.CORP.(JTBアジアパシフィック フィリピン、代表者:岡川知行取締役社長兼マニラ支店長)、 所在地はマニラ首都圏タギグ市ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)ボニファシオ・サウスの RCBCセービングバンク・コーポレートセンター18階である。陣容が拡大しているため2階にもスペースを広げた。

 2016年前半には、セブ等ビサヤ地方での事業強化などを目的に、セブ・マクタン島にセブ営業所を設立した。セブ営業所は、著名リゾートホテル「プランテーションベイ・リゾート&スパ」(マクタン島マリゴンドン、Tel. + 63 32 505 9800)内に立地している。

 JTBフィリピンは、さらなる営業基盤拡充の一環として、2016年8月、ショッピングモール「SMモール・オブ・アジア(MOA )」北館2階に「SM MOA TRAVEL SALOON」を出店した。MOAはマニラ首都圏パサイ市に立地するアジア有数の巨大ショッピング・モールであり、強大な集客力を誇り、著名観光地とも言える存在である。ユニクロや無印良品なども出店している。

 更に、成長著しいフィリピンにおける事業拡大を目的に、4月26日(水)、フィリピンでは3店舗目となる新店舗「JTBトラベルサロン・セブ・Jセンターモール店」をオープンした。

 この店舗は、フィリピン第2の都市でもあるセブ市に隣接するマンダウエ市にある「J Centre Mall」2階に位置し、セブ発のパッケージツアーに加え、ホテル、旅館、ジャパンレイルパス、テーマパーク入場券といった個人旅行者向け訪日商品を既存のマニラ地区の店舗同様に取り扱う。マンダウエ市での出店は初となる。

 日本と週39便の直行便(2016年12月現在)で結ばれるセブ地区の急増する個人旅行に対し、訪日経験豊富なスタッフがコンサルティングしながら販売する。上記のセマクタン島の営業所の業務は、日本からの旅行者への対応(フィリピンから見たインバウンド)であるが、マンダウエの新店舗は、訪日旅行(アウトバウンド)や法人・教育旅行の営業拠点として、セブ地区における営業拡大を推進する。

 JTBアジア・パシフィックは、上記のマニラ首都圏グローバル・ボニファシオ・シティ店(JTBマニラ支店併設)とJTB トラベルサロン・モールオブアジア店で訪日旅行を中心としたフィリピン発の旅行商品の販売を推進しており、今回フィリピン3店舗目の出店で、フィリピン全域における旅行販売事業をさらに拡大させる。

<新店舗概要>
施設名称:JTB Travel Saloon Cebu J centre Mall(日本語 JTBトラベルサロン・セブ・Jセンターモール店)
所在地:UNIT 2L 170, J CENTRE MALL, A.S. Fortuna St., Bakilid, Mandaue City, Cebu,6014
電話番号:032-260-8024
店舗面積:約27㎡
要員:6名(対応言語:英語、タガログ語、ビサヤ語、日本語)
休業日:不定休(Jセンターモールの休業日による)
(17年5月9日の株式会社ジェイティービー のニュースリリースより)。
旅行業界最大手の株式会社ジェイティービー(JTB、本社:東京都品川区)が、フィリピンでの事業基盤や業容を一段と拡充させているある。