フィリピンのネット人口5400万人、アジア5位に

2016/08/24

2000年の200万人から27倍に、普及率も53%に
フェイスブック利用者も5,400万人でアジア3位

 

 世界のインターネット利用者統計機関である「Internet World Stats(インターネット ワールド スタッツ)は、2016年6月時点のアジア35カ国・地域を対象とするネット人口とフェイスブック人口の最新推計値を発表した。

 それによると、アジアのネット人口合計は17億9,216万人で、世界全体のネット人口合計(36億1,138万人)のうちほぼ半数の49.6%を占めている。

 国・地域別動向については、アジアのネットユーザー数最多は中国の7億2,143万人。以下、2位インドの4億6,212万人、3位日本の1億1,511万人、4位インドネシアの8,800万人、5位フィリピンの5,400万人、6位バングラデシュの5,390万人、7位ベトナムの4,900万人、8位韓国の4,530万人、9位タイの4,100万人、10位パキスタンの3,430万人と続く。最下位は北朝鮮の1万4,000人とされている。

 ネット普及率最高は韓国の92.10%。以下、2位日本の91.00%、3位台湾の83.80%、4位シンガポールの81.30%、5位香港の80.20%、6位マカオの72.60%、7位:ブルネイの71.00%、8位アルメニアの69.70%、9位モルディブの68.70%、10位:マレーシアの68.10%と続く。ネット人口最多の中国の普及率52.3%で35カ国・地域中16位、インドは21位だった。フィリピンの普及率は52.6%となっている。

 Facebook(フェイスブック)人口が最も多い国は、インドの1億5,700万人。以下、2位インドネシアの8,800万人、3位フィリピンの5,400万人、4位タイの4,100万人、5位ベトナムの4,000万人、6位パキスタンの2,700万人、7位日本の2,600万人、8位バングラデシュの2,100万人、9位マレーシアの1,900万人、10位台湾の1,800万人と続く。

 以上の様に、フィリピンのネット人口は5,400万人でアジア5位となっている。16年前の2000年の200万人からは27倍へと急増している。人口1億0,262万人に対する比率、すなわち普及率は52.6%となっている、また、フェイスブック利用者も5,400万人でアジア3位となっている。すなわち、ネット利用者が全員フェイスブックを利用していることになる(インターネット ワールド スタッツのホームページなどより)。