三越伊勢丹、フィリピン進出へ
2016/08/19
三越伊勢丹ホールディングス(三越伊勢丹)は、東南アジアでの事業拡大を検討してきていたが、フィリピンへの進出を決定したようである。
8月19日付け日本経済新聞(日経)電子版は「三越伊勢丹ホールディングスは野村不動産ホールディングスと組み、フィリピンに進出する。首都のマニラ郊外で商業施設と住宅を一体開発する。2022年にも部分開業する見通し。総事業費は500億円とみられる。日本の百貨店がフィリピンに進出するのは初めて。国内の百貨店市場が縮小するなか、今後も経済成長が期待できるアジアでの事業拡大を急ぐ」と報じている。
そして、「約1万5千平方メートルの敷地に地上40階建てのマンション4棟を建てる方向で検討。住宅の総戸数が1500戸を超える大型開発となる見込み。マンションの低層部に設ける商業施設の運営に三越伊勢丹HDが参画する。百貨店を出店し、現地の売れ筋商品だけでなく、日本独自の商品も販売して旺盛な個人消費を取り込むとみられる」とも伝えている(日本経済新聞電子版より)。
なお、このプロジェクト実施場所としては、百貨店であることから、フィリピンの経済の中心地であるマカティ市、もしくはマカティ市に隣接する最先端都市といえるタギグ市のボニファシオ・グローバルシティ(BGC)などが考えられる。