キッザニア比進出1周年、ホンダ等が子供の夢育む
2016/08/02
メキシコ発の子供向け職業体験型テーマパークであるキッザニア(KidZania)のフィリピン1号店は、2015年8月7日に正式オープンした。すなわち、フィリピン進出1周年を迎えつつある。この1周年を記念して、7月28日から1カ月間入場料の割引きなどが行われる。
フィリピン初のキッザニア・マニラは、マニラ首都圏タギッグ市のボニファシオ・グローバル・シティー(BCG)のパークトライアングルに立地、世界17カ国20番目のキッザニアとなった。敷地面積は約8,000平米、初期投資額は約10億ペソ。
キッザニア・マニラは、大手放送局ABS-CBNグループのプレイ・イノベーションズによって開発・運営されている。プレイ・イノベーションズ出資比率はABS-CBNテーマパーク・アンド・リゾーツ・ホールディングス73%、シンガポールのキッズ・エデュテインメント27%である。
キッザニア・マニラには多くの企業が参画・出店・提携しているが、日系企業では本田技研工業のフィリピン四輪車生産拠点であるホンダカーズ・フィリピン(HCPI)やミニストップなどが提携企業となっている。子供たちはHCPIの様々な業務を擬似体験できる。また、ホンダのデザインモニターを利用して、子供自身のイメージするカーデザインの体験や、レプリカのフォーミュラーカーなどがセットされた擬似レース・ピットにおいて、レースにおけるチームワークの重要性などを学ぶことができる。
フィリピン企業で注目されるのは、大手格安航空会社(LCC)であるセブ・パシフィック航空(CEB)である。CEBは、最新鋭の飛行シュミレーターによるパイロット体験のほか、キャビン・アテンダントや乗客としての体験の機会を提供する。