パソナ、神奈川でフィリピン人家事代行サービス
2016/07/27
昨年7月成立の改正国家戦略特区法のもとで
パソナ(本社:東京都千代田区)は、女性のさらなる社会進出を応援するため、フィリピンからハウスキーピングの専門スタッフを日本に招へいし、神奈川県(国家戦略特区)でハウスキーピングサービス「クラシニティ」を2016年7月から本格的に開始。
昨年7月、改正国家戦略特区法が成立し、家庭の家事負担を軽減することで女性のさらなる社会進出を推進する「家事代行(ハウスキーピング)」での外国人 就労が、神奈川県と大阪市では認められることになった。
海外各国では女性の社会参加を促進するため、家庭での家事負担を軽減する家事代行サービスが積極的に活用されている。海外に進出している日系企業におい ても、日本人駐在員の家庭では、育児と仕事を両立するため、ハウスキーピングやベビーシッターサービスなどの活用が進んでいる。
今回、パソナはハウスキーピングサービス「クラシニティ」を、国家戦略特区の神奈川県で提供するため、フィリピン財閥大手のマグサイサイのグループ会社 マグサイサイ グローバル サービス社と業務提携した。同社は、ハウスキーパーをはじめ、接客、観光、シェフ、船舶要員、物流など幅広い職種の教育研修と人材サービスをヨーロッパ、 北米、アジアで展開しており、その歴史は65年を誇る。特にハウスキーパーの分野では、研修機関(「Magsaysay Center for Hospitality and Culinary Arts」)にてこれまで専門スタッフ5,500人を育成し、世界で活躍するハウスキーパーのグローバルスタンダードな研修カリキュラムを提供している。
パソナはマグサイサイ グローバル サービスとの業務提携により、日本でハウスキーパーとして活躍したいフィリピン国籍者に、フィリピンで「日本語研修」、「家事代行研修」、「異文化・ホス ピタリティ研修」など、約2か月間の教育研修を実施する。来日後は、住居や生活のサポートに加えて、約1か月の間、オリエンテーション研修や顧客の自宅で 実際ハウスキーピングを行うOJTの期間を設けて、日本で安心して活躍できるようサポートする。また日本での滞在期間終了後は、母国での就労支援を行うこ とで、国境を越えたハウスキーパー人材のキャリア形成をマグサイ サイグローバルと行っていく。
<パソナ ハウスキーピングサービス「クラシニティ」概要>
・開始: 2016年7月より(各種研修はフィリピンにて9月より開始予定)
・内容: 女性の社会進出や女性の家事負担の軽減を目的に、主に女性社員へのサポートの一環として家事支援サービスを導入したい企業に対して、外国籍人材による家事 支援サービスを提供する。また、当サービスの就労希望者に対しては、母国及び日本での研修や生活サポート、また日本での滞在期間終了後には母国での就労支 援を提供する。
・特徴 :サービスメニューは家全体の掃除や洗濯といったハウスキーピング、例:掃除、買い物、食事の準備、洗濯、アイロンがけ
・利用料金:1回2時間/月2回:10,000円 ※その他プランもご用意している
・利用時間:午前10時~午後6時、月曜~金曜日(土日・祝日定休)
・備考 :国家戦略特区の神奈川県内でのサービス提供に限る
(16年7月27日の株式会社パソナグループのニュースリリースより)。