SBIホールディングス、比でファンド共同運用へ
2016/06/23
ICCPのベンチャーキャピタル子会社に35%出資
SBIホールディングス(SBI)は、主にフィリピンにて投資銀行業務、アセットマネジメント、不動産管理等を手掛ける金融グループInvestment & Capital Corporation of the Philippines(ICCP、本社:フィリピン マニラ市)と投資ファンドを共同運用する事で合意した。
そして、ICCPのベンチャーキャピタル部門であるICCP Venture Partners (Hong Kong) Limited(IVP)の株式を35%取得し、SBIの持分法適用関連会社とした。
ICCPは1997年よりベンチャーキャピタル業務に携わっており、これまでにフィリピンのマニラ、米国のシリコンバレーのオフィスを通じて、フィリピンをはじめとしたアジア諸国だけでなく、米国シリコンバレーのベンチャー企業にも投資を行っており、クラウド関連、通信関連等の分野を中心に59社への投資実績がある。
投資情報サービスの提供を行っているCambridge Associatesによるパフォーマンス調査において、ICCPが運用を行った投資ファンドのパフォーマンスは、これまでに米国ベンチャーキャピタルファンドの中で上位25%に入った実績も有している。
この度の合意に基づき、今後SBIグループ、ICCP双方の豊富な海外ビジネスネットワークを活用し、アジア諸国や米国におけるベンチャー企業の魅力的な投資機会の追求を図って行く方針である。本件に伴うSBI業績への影響は軽微なものであるようだ。
なお、SBIグループは、SBI証券や住信SBIネット銀行、SBI損保など、金融商品や関連するサービス・情報の提供等を行う「金融サービス事業」のほか、国内外のIT、バイオ、環境・エネルギー及び金融関連のベンチャー企業などへの投資や資産運用に関連するサービスの提供等を行う「アセットマネジメント事業」、医薬品・健康食品・化粧品等におけるグローバルな展開を行う「バイオ関連事業」を主要事業と位置づけ、事業を展開している。
<IVPの概要>
(1)名称: ICCP Venture Partners (Hong Kong) Limited
(2)所在地 :27/F, Tesbury Centre, 28 Queen's Road East, Wanchai, Hong Kong
(3)代表者: Guillermo D. Luchangco氏
(4)事業内容 :ァンド運用
(5)設立年: 2013年
(16年6月23日のSBIホールディングス株式会社ニュースリリースより)。
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