セブ航空のダバオ発着便、第1四半期乗客13%増加

2016/06/22

貨物便も大幅増加、今後さらに拡大する見込み

 

 フィリピン格安航空(LCC)最大手セブ・パシフィック航空は、ミンダナオ地方南部に位置するダバオとバコロド、カガヤン・デ・オロ、イロイロ、サンボアンガ4都市を結ぶ唯一の航空会社である。

 ダバオはセブ・パシフィック航空の6戦略的拠点の一つである。同社は、ダバオと主要な国内外の7都市との間を週約300便(5万2,000席)運航している。ダバオ~シンガポール間を昨年12月に就航させ、この4月には高まる旅行需要に対応するため、3カ月後に増便した。一方、国内線では、ダバオ~マニラ、セブ~ダバオの直行便を運航している。

 ランセ・ゴコンウェイ社長兼最高経営責任者(CEO)によると、ダバオはセブ・パシフィック航空の最も人気の高い旅行先の一つとして浮上しており、週平均4万4,000人の乗客を運んでいる。ダバオ発着便の乗客数は2015年通年で215万人超に達し、前年を4%上回った。また、2016年第1四半期(1~3月)では前年同期比13%増の57万人であった。また、貨物も同じくダバオ発着の貨物量は大幅に増加した。今後さらに拡大する見込みである(16年6月21日のセブ・パシフィック航空発表より)。