在フィリピン日本大使館が安全対策情報

2016/04/09

日本外務省は4月6日、「伊勢志摩サミットに向けた注意喚起~在留届・「たびレジ」登録のお願い~ 」というタイトルの海外安全情報(広域情報)を発出した。その概要は以下のとおり。


1.5月26日から27日までの間、伊勢志摩サミットが、4月10日から9月25日までの間、関連会合が日本各地で開催されるため、昨今の情勢を踏まえ、テロ等を未然に防止するため日本国内において警備諸対策が推進されている。

2.また、近年、シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されたテロ事件や、パリ、ブリュッセル、イスタンブール,ジャカルタ等でテロ事件が発生している。このように、世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか、これらの主張に影響を受けたものによる一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており、日本人、日本権益が標的となり、テロを含む様々な事件に遭うおそれもある。

3.ついては、海外に渡航・滞在される方は、従来以上に安全に注意する必要があるところ、外務省が発出する海外安全情報及び報道等により、最新の治安情勢等、渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めるとともに、改めて危機管理意識を持つよう努められたし。

4.海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えられたし。さらに、渡航・滞在先の国・地域において緊急事態が発生した場合、メールアドレス等を登録されている場合には、外務省から随時一斉メール等により最新の情勢と注意事項を伝えている。3カ月以上も滞在者は必ず在留届を提出されたし。

 これを受けて、在フィリピン日本大使館も4月7日、次のような安全対策情報を発出した。

1.フィリピンにおいても、先日発生したベルギーでのテロ事件を受け、国内の空港、港などの交通機関施設での警備が強化されているほか、国政・地方選挙の選挙運動解禁に伴い、治安当局による監視・警備強化が行われている(なお、国政・地方選挙に伴う注意喚起のスポット情報を発出している)。

2. ついては、従来以上に安全に注意する必要があるので、最新の治安情勢等,渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めるとともに、改めて危機管理意識を持つように努められたし。 また、以下のアドレスにあるフィリピンにおける危険情報、在フィリピン日本大使館作成の安全対策マニュアルなどを必ず参照するとともに、安全対策措置の点検又は見直しも検討されたし。
●外務省危険情報(フィリピン)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=013#ad-image-0
●安全対策マニュアル
http://www.ph.emb-japan.go.jp/visiting/2016safetymeasures_j.pdf
●大統領選挙に伴う注意喚起(スポット情報)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2016C097
●「在留届」,「変更・帰国・転出届」
http://www.ph.emb-japan.go.jp/visiting/consular_j/zairyu.htm
●「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
(16年4月7日の在フィリピン日本国大使館発表より)。