フィリピン人介護士候補者34名が合格

2016/03/29

合格率43%に:第28回介護福祉士試験
インドネシア人48名合格、合格率58.5%

 

 日本厚生労働省が3月28日に公表した「第28回(2015年度)介護福祉士国家試験結果」において、経済連携協定(EPA)に基づく外国人介護福祉士候補者の合格者は82名で、前回の78名から4名の増加となった。

 今回のEPAに基づく外国人介護福祉士候補者の受験者数は161名、合格者82名、すなわち合格率は50.9%であった。前年の44.8%から6.1%ポイント上昇、日本人含む全受験者の合格率57.9%にかなり接近した 。

 インドネシア人候補者の受験者数は82名、合格者数は48名、合格率は58.5%(初受験者合格率64.6%、再受験者合格率35.3%)で、日本人含む全受験者の合格率57.9%を上回るに至った。

 フィリピン人候補者は合計79名が受験、合格者数は34名で合格率43.0%であった。前回の34.8%からは大幅上昇したが、インドネシア人候補者の合格率58.5%と比べると見劣りがする。フィリピン人初受験者の合格率が50.0%であったのに対し、再受験者の合格率は26.1%にとどまった(15年3月28日の日本厚生労働省発表より)。