セブ航空操業20周年へ、新鋭機導入など推進
2016/01/25
フィリピン最大の格安航空会社(LCC)セブ・パシフィック航空(CEB)が、2016年3月8日に創業20周年を迎える。
CEBは1996年3月8日にセブ⇔ダバオ毎日便を就航し、航空市場に参入した。その後、積極的な路線拡大、新鋭機導入、斬新なアイデア(飛行前の客室乗務員のダンスによる安全講習など)といったことにより急成長を続け、現在乗客数ではフィリピン航空(PAL)を抜き、フィリピン最大規模の航空会社(単独ベース)となっている。2010年10月26日にはフィリピン証券取引所(PSE)に上場した。
CEBはさらなる成長を図るべく、積極的に新規路線就航や新鋭機導入を進めている。昨年12月17日には、マニラ⇔福岡線、セブ⇔台北線、ダバオ⇔シンガポール線という3路線において新規就航した。これら3路線新規就航により、国内外98路線64都市へと運航路線を拡大した。
また、1月22日には、エアバスA320を一機取得した。1月中にA320 をもう一機取得する。これら二機の取得により、CEBの運航機数は、エアバスA319が8機、A320が35機、A330が6機、ATR-72 500が8機、合計57機となる。これらの推定平均機体年齢は4.69年で、世界の航空会社のなかでも最も若い部類である。今後、2015年から2021年にかけてエアバスA320が3機、エアバスA321Neoが30機、ATR-72 600が16機納入される予定である(16年1月22日のセブ・パシフィック航空発表などより)。