比の住友商事系工業団地と大阪府が協力協定

2016/01/06

ファーストフィリピン工業団地への進出支援など

 

 住友商事(本社:東京都中央区)が出資参画するフィリピンの工業団地First Philippine Industrial Park(ファーストフィリピン工業団地、所在地:バタンガス州サント・トマス市)と大阪府は、府内企業のフィリピンにおける事業展開を支援し、大阪府とフィリピンの経済交流促進を図ることを目的に、ファーストフィリピン工業団地へ新規入居する府内中小企業に特化したサポートを導入する旨の協定を締結することで合意した。

 ファーストフィリピン工業団地と大阪府は、新規入居する府内中小企業に対する各種インセンティブと団地進出手続き等でのサポートを検討している。自治体および工業団地が提携する包括的なサポートは、フィリピンにおける初の取り組みである。

 住友商事は、日系商社で唯一工業団地の開発、販売、運営を専門に行う海外工業団地部を1995年に設立し、既にインドネシア、フィリピン、ベトナム、ミャンマーにおいて、工業団地の開発・販売・運営を手掛け、インドでの新規開発も予定している。インドネシア・タイ・カンボジアにおいては販売代理を行っている。今後も新規工業団地の開発、既存工業団地の拡張を行い、日系企業の海外進出をサポートして行く方針である。

<協定締結者>
(1)大阪府
(2)FIRST PHILIPPINE INDUSTRIAL PARK, INC.
(住友商事が30パーセント出資するファーストフィリピン工業団地の運営会社)

<ファーストフィリピン工業団地概要>
1.事業主体 : FIRST PHILIPPINE INDUSTRIAL PARK, INC.(通称:FPIP)
2.出資比率 : 住友商事グループ30パーセント
3.所在地 : フィリピン バタンガス州サント・トマス市/タナワン市
 (マニラ市中心部より南へ52キロメートル、車で約50分)
4.総開発面積 : 448ヘクタール
5.入居企業数 : 100社(うち日系企業は62社)  ※2016年1月6日時点
6.設立時期 : 1996年11月
(16年1月6日の 住友商事株式会社ニュースリリースより)。