JALと北海道が包括連携、マニラが情報発信拠点に

2015/12/03

マニラ空港支店が「ほっかいどうスマイルステーション」
来年2月にはフィリピンとタイで「北海道キャンペーン」

 

  日本航空(JAL)は、地域の活性化に貢献することを目的として、北海道と包括連携協定を締結する。JALが都道府県と包括連携協定を締結するのは、今回が初めてである。

 これまでも「JAPAN PROJECT」などを通して、北海道の「観光」の振興に取り組んできたが、今後も「観光」や「食」などの「北海道ブランド」を発信していくことに加え、観光促進に向けた課題の解決や、JALだからこそできる新しい取り組みを北海道とともに進め、より一層地方創生に貢献して行く方針である。

 まず、協定締結を記念して、北海道各空港発着のJALグループ便利用客を対象に搭乗キャンペーンをスタートする。また、JALのマニラとバンコク両空港支店を「ほっかいどうスマイルステーション」に登録し、2016年2月にタイとフィリピンにて実施される「北海道キャンペーン」 (主催:北海道)に協力する。
 
 「ほっかいどうスマイルステーション」とは、海外にある北海道関連企業・支店が「ほっかいどうスマイルステーション」に登録し、北海道の海外でのイメージアップやブランドの発信、各種PRなど、北海道の情報発信に協力する制度。2015年9月15日時点でアジアおよび欧米12カ国、74ステーションが登録している。

【包括連携協定の概要】
JALは北海道と連携・協力を推進するべき課題などに関する 情報・意見交換を実施し、相互に合意した具体的な事業に ついて協働で取り組んでいく。
(1) 北海道の「観光」振興に関する事項
(2) 北海道の「食」の振興に関する事項
(3) 北海道の「環境」保全に関する事項
(4) 明日の北海道を担う「人づくり」に関する事項
(5) 北海道の「文化」「スポーツ」の振興に関する事項
(6) その他、相互の協議により必要と認められた事項
詳細はJALのホームぺージに記載されている(http://press.jal.co.jp/ja/bw_uploads/lcqOhl+T+pZ7jXGL84LGlmuKQ5O5gsaCzJXvioeYQYxni6aS6ILMilSXdi5wZGY.pdf


【協定締結を記念しての取り組み】
◆JAL x 北海道包括連携協定締結記念 ~イランカラプテ~ 北海道おもてなしキャンペーン
 キャンペーン期間中、JALグループ国内線北海道各空港発着便に2回搭乗した客の中から、抽選でJAL国内線往復航空券や北海道の食・宿泊券などの賞品を用意し、「北海道」の観光促進と食のPRを図る。

◆JALバンコク・マニラ空港支店を「ほっかいどうスマイルステーション」に登録
 北海道が2016年2月にタイとフィリピンで実施される「北海道キャンペーン」に連動し、マニラとバンコクの空港のJALサクララウンジにて北海道スイーツを提供し、北海道の「食」と「観光」の振興を図る。
(15年12月3日の日本航空株式会社ニュースリリースより)。