荘内銀行、北都銀行、フィデアが比最大行BDOと提携
2015/11/25
フィデアホールディングス(フィデア、本社:仙台市)、その傘下の荘内銀行(本社:山形県鶴岡市)と北都銀行(本社:秋田県秋田市)は、フィリピンのBDOユニバンク(本社:マカティ市、)と業務協力協定を締結した。
フィリピンは、2014年に人口1億人を突破しアジア諸国の中でも突出した経済成長を続ける発展著しい国である。進出日系企業は1,200社以上に達し、電気電子部品や自動車関連を中心に日本から活発な投資が行われている一方、日本はフィリピンにとって最大の輸出相手国となっている。
また、日本とフィリピンとの間には、2008年に経済連携協定が発効している。貿易や投資の自由化、人移動、ビジネス環境の整備等様々な領域での協力が実現し、日本では看護師・介護福祉士候補者の受入れも始まっている。
BDOユニバンクは、フィリピン有数のコングロマリットであるSMインベストメンツ社(SMIC)のグループ企業であり、総資産約2兆ペソ(2015年9月末)を誇る最大の商業銀行として、保険、信託、消費者金融の分野で国内トップの実績を挙げている。2015年9月末現在で、フィリピン全土に1,000店以上の店舗、3,000台以上のATM、海外に28拠点を有している。 ジャパンデスクを設置しており、日系企業向けサポート体制が充実している。
フィデアグループは、2013年7月に国際協力銀行(JBIC)経由でBDOユニバンクと提携関係を結んでいるが、今回の直接提携により、相互の取引先への現地情報の提供やビジネス構築の支援、投資セミナーや商談会等の共同開催、相互の人材交流等を、一層積極的に進めていく。
フィデアグループは、アジアを中心に金融グループや政府系団体との直接提携を拡大しており、取引先の支援はもちろん、インバウンドツーリズムの拡大、ひいては東北全体の地方創生の実現に今後も主体的に取り組んで行く方針である。
なお、フィデアホールディングスは、荘内銀行と北都銀行の経営統合のための基盤として2009年に設立された金融持株会社である(15年11月25日のフィデアホールディングス株式会社ニュースリリースなどより)。