比三菱自動車とビサヤ電力、電動車普及で提携

2015/10/30

アイ・ミーブの試験走行、データ収集・分析など

 

三菱モーター・フィリピン(MMPC)とビサヤ電力(VECO)は、このほど電気自動車(EV)協力協定を締結した。



 この協定は、フィリピン・ビサヤ地方での電気自動車(EV)の本格普及に向けての調査、啓蒙活動などをで協力するというものである。MMPCは話題の電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』デモンストレーションカーを、ビサヤ電力に貸与する。そして、セブ市、マンダウエ市、ナガ市、タリサイ市などセブ都市圏を中心とするビサヤ地方での様々な走行試験を実施し各種データ整備や消費者へのEV啓蒙などを行う予定である。ビサヤ電力はマニラ電力(メラルコ)に次ぐフィリピン第2位の配電企業である。

 MMPCは、2012年に、フィリピン・エネルギー省(DOE)、配電最大手マニラ電力(メラルコ)との間でも電気自動車(EV)協力協定を締結した。そして、マニラ首都圏などで走行試験を実施し各種データ整備や消費者へのEV啓蒙などを行ってきている。

 なお、三菱自動車は、環境汚染、地球温暖化、石油エネルギーの枯渇など、自動車が直面する課題に対応する究極の環境対応車として、2009年7月、世界に先駆けて『i-MiEV』の販売を開始した(15年10月28日の三菱モーター・フィリピンのニュースリリースなどより)。