株式市場:24日は488ポイント(6.7%)の急落

2015/08/24

14カ月ぶりの安値に、下落率26カ月間で最大
全面安、鉱業・石油株8.9%、不動産株8.3%下落

 

 2015年8月24日の株式市場は中国経済減速への懸念から端を発した世界的な連鎖株安の影響を受け急落、PSE株価指数は前営業日から487.97ポイント安の6,791.01ポイントで引けた。率にして6.70%の大幅な続落。

 全体の売買代金は前営業日比125%増の130億3,300万ペソ(約344億円)、総取引回数は98%増の10万7,164回。値上がり13銘柄、値下がり212銘柄、変わらず20銘柄。外国人投資家は29億4,900万ペソの大幅売り越し。

 寄り付きからほぼ全面安となり、終値ベースでは、昨年6月24日の6,761.99ポイント以来、約14か月ぶりの安値に落ち込んだ。この日の下落率6.70%は、2013年6月13日の6.75%以来、約26カ月間で最大の下落率である。

 セクター別下落率は、鉱業・石油株が8.85%、不動産株が8.29%、サービスが7.98%、持株会社が6.88%、工業株が6.49%、金融株が4.85%と全て大幅下落となった。

 

<2015年8月24日の株式市場概要>
指数 始 値 高 値 安 値 終値 前営業日比
PSE株価指数 7,112.48 7,112.48 6,726.48 6,791.01 -487.97


出来高(百万株) 2,370 47% 値上がり銘柄 13 外人買付額(百万ペソ) 4,792
売買代金(百万ペソ) 13,033 125% 値下がり銘柄 212 外人売却額(百万ペソ) 7,740
総取引回数 107,164 98% 変わらず銘柄 20 外人買越額(百万ペソ) -2,949
(出所:フィリピン証券取引所の取引記録より作成、注:パーセント表示は前の営業日からの伸び率)