為替:人民元連続切り下げ受け5年ぶりの46ペソ台

2015/08/12

12日の終値1ドル=46.260ペソへと大幅続落

 

 2015年8月12日のPDS(フィリピン・ディーリング・システム)でのペソ対米ドル加重平均レートは46.214ペソで、前営業日の45.860ペソから0.354ペソ反落。

 終値は46.260ペソで前営業日の45.930ペソから0.330ペソ続落(始値46.000ペソ、高値46.000ペソ、安値46.330ペソ)。出来高は前営業日比0.2%増の11億0,990万米ドルであった。

 中国人民元の対米ドルでの基準値が2日連続で切り下げられたことにより、中国経済が想定以上に悪く、その影響が周辺国に及ぶのではないかとの観測や通貨切り下げ合戦につながるとの懸念が拡がり、ペソの対米ドルレートも大幅続落した。フィリピンの上半期の輸出が前年同期比5%減と不振であったことも響いた。

 終値ベースでは、約5年ぶりに46ペソ台へ下落、2010年7月23日の46.315ペソ以来のペソ安となった。

 

ペソ対米ドルレートの動き(単位:ペソ)

  当日 前営業日
  15年8月12日 15年8月11日
 始値 46.000 45.700
 高値 46.000 45.670
 安値 46.330 45.970
 終値 46.260 45.930
 加重平均 46.214 45.860
 出来高(百万ドル) $1,109.90 $1,106.80

  (出所:PDS取引記録より)