比ホンダ自動車、シティの「EURO4」認定取得
2015/07/29
実際には既に2006年に全モデルの対応完了
本田技研工業のフィリピンにおける四輪車製造・販売拠点であるホンダカーズ・フィリピン(HCPI)は、「現地生産の小型セダン「シティ」が、環境天然資源省(DENR)によって、欧州連合(EU)の排ガス基準「EURO4」をクリアーと認定された」と発表した。
DENR(環境天然資源省)が2016年1月からの全四輪車「EURO4」対応を義務化する動きのなかで、「シティ」はフィリピンで販売されるホンダ四輪車として、初の「EURO4」対応車認定となったのである。
ただし、HCPIは2004年に「EURO4」対応の商品投入を開始、2006年末までに 四輪全モデルに於ける「EURO4」対応を完了している。HCPIの商品そのものはEURO4対応を完了していたものの、DENRが「EURO4」認定制度を用意していなかったことから、これまで「EURO2」もしくは「EURO3」で認定を取得していたという経緯がある。
この度、2016年1月からの義務化に伴い「EURO4」認定制度が整ったことから、 まずは現地生産モデルである「シティ」の認定取得を完了した次第である。 上述の通り、HCPIは実際には既に全モデルで「EURO4」対応を完了しているので、社内準備が整次第、 全モデルでの「EURO4」認定早期取得を進めて行く方針である(15年7月28日のホンダカーズ・フィリピンのプレスリリースより)。