サンミゲル・グループ、15億ドルでニッケル工場建設

2015/07/11

ミンダナオに住友鉱と同様な高圧硫酸浸出(HPAL)方式

 

サンミゲルの親会社であるトップ・フロンティア・インベストメント(トップ・フロンティア)は、15億米ドル(約1,800億円)を投じて、ミンダナオ島北スリガオにニッケル・プラントを建設する。


 このニッケルプラントは、低品位のニッケル酸化鉱からニッケル等を回収する技術であるHPAL(High Pressure Acid Leach =高圧硫酸浸出)によるプラントで年間処理能力は20万トンとなる。世界のニッケル資源の確保には、低品位鉱石からのニッケル分の回収が必須となっている。なお、トップ・フロンティアはサンミゲルの筆頭株主であるが、両社とも社長はラモン・アン氏である

 HPAL技術に関しては、住友金属鉱山が商業生産化に世界で初めて成功、2005年から傘下のコーラルベイ・ニッケル・コーポレーション(CBNC、所在地:フィリピン・パラワン島、社長:藤村隆則氏))で、ニッケル中間製品であるMS(ニッケル・コバルト混合硫化物)の生産を開始した。その後、CBNCでの増産を行うとともに、傘下のタガニートHPAL社がミンダナオ島北東部タガニート地区にて、2013年後半からMSの生産を開始している(15年7月9日のフィリピン証券取引所回覧03808-2015号より)。