NTTデータ、フィリピンに現地法人設立

2015/07/05

ボニファシオ拠点にSAP関連事業展開

 

ITサービス大手のエヌ・ティ・ティ・データ( NTTデータ、本社:東京都江東区)は、フィリピンに現地法人「NTT DATA Business Solutions Philippines, Inc」(NTTデータ ビジネス ソリューションズ フィリピン社)を設立した。


 NTTデータでは、近年、グローバルにSAPのコンサル・開発・運用体制を確立してきたが、経済成長が著しいフィリピンにおけるSAPの需要に対応するために、フィリピン現地法人を設立する運びとなった。

 NTTデータはアジア太平洋地域では、これまでオーストラリア、マレーシア、シンガポール、ベトナムにSAPの専門部隊を配備し、主に、自動車、流通・消費財、鉱物資源などの業界へERP、顧客管理、ビッグデータ分析、クラウドなどのSAPソリューションを提供してきた。

 フィリピンにおいては、日系企業をはじめとした自動車、製造業、流通、サービスなどの業界へ、ERP、顧客・販売管理、データ分析などのSAPソリューションに加え、今後需要の見込まれる人材管理・調達などのSAPクラウドサービスの提供を見込んでいる。

<NTT DATA Business Solutions Philippines, Inc.の概要>
所在地:35/F Eco Tower, 32nd St. cor. 9th Ave., Bonifacio Global City, Taguig City
出資者:NTT DATA Asia Pacific Pte. Ltd(アジア・パシフィック地域統括会社)
主要取締役:Norbert Rotter氏(会長、非常勤)、Brian Dickinson氏(社長、非常勤)、和田 健也氏(事業開発・営業担当、常勤)
事業内容:SAPに関するコンサル・開発・運用サービスの提供
連絡先:02-883-6018

 
 なお、NTTデータはフィリピンのIT市場調査や事業機会の発掘を目的として、2013年8月にマカティ市にマニラに駐在員事務所を設置した。この駐在員事務所の和田 健也所長がフィリピン現地法人のビジネス開発・営業担当取締役を兼任する。