セブ島人気世界2位に、エイビーロードの夏休み旅行先
2015/07/01
昨年の7位から急上昇、1位ハワイ、3位パリ、4位台北
リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区)に設置された海外旅行領域の調査・研究機関「エイビーロード・リサーチ・センター」は、海外旅行検索・比較サイト『エイビーロード』における、顧客の海外ツアーへの問い合わせ実績を集計し、2015年夏休み期間の海外旅行マーケットを考察した。
それによると、『エイビーロード』における夏休みツアー問い合わせ数は、日本全国で前年同時期比20%増、特に羽田発ツアーは同44%増と急増した。ツアー日数は平均5.8日、4~6日間のツアーに人気が集中。出発・帰国希望日は、日並びのよい9月が増加し、今年の夏休みはお盆よりもシルバーウィークにピークがやってくる。
円安基調が続いているが、燃油サーチャージの値下げ、羽田発の価格面、サービス面で様々に充実したツアー商品が市場に出回るなど、いくつかのプラス要因が働いていると思われる。特に羽田発のツアーは増便の好影響が大きいと見られる。
<夏休みツアーの人気旅行先>
夏休み期間で最も人気(問い合わせ件数)の海外旅行先は「オアフ島(ハワイ)」で、問い合わせ件数シェアは12.8%で、前年同時期の10.7%から更に2%ポイント以上シェアを伸ばした。
2位は「セブ島(フィリピン)の4.8%で、前年同時期の7位、シェア2.3%、一昨年同時期の圏外から大きく上昇した。3位はパリの3.7%、4位は台北の3.1%、5位はバルセロナの2.8%、6位はグアムの2.6%、7位はローマの2.5%、8位はロンドンとソウルの2.3%、10位はバンコクとホーチミンの1.9%と続く。バンコクについては前年同時期は圏外だったが、ベスト10復帰を果たした
方面別では、アジア、ハワイ、ビーチリゾート、ヨーロッパは昨年ベースか上回るペースで堅調な動き。一方、アフリカは2014年に引き続き、前年を大きく下回っている(15年6月30日の株式会社リクルートライフスタイルのニュースリリースより)。