比セブン・イレブン、ボラカイ島にも出店

2015/06/15

ミンダナオ島ダバオなど全国展開加速化

 

 フィリピンでもコンビニエンス・ストアの普及が本格化しつつある。現在は業界首位のセブン・イレブンをマーキュリー・セルフサービスやミニストップが追うという構図になっている。そして、ファミリーマートが2013年に進出、ローソンも2015年3月にフィリピン1号店をオープンした。

 フィリピンのセブン・イレブンは、台湾系のプレジデント・チェーン・ストア(ラブアン)ホールディングスが51.56%を所有(2014年12月末現 在) するフィリピン・セブン社(PSC)によって運営されている。2014年末の店舗数は1,282店に達し、この時点でミニストップの454店、ファミリーマートの87店に大差をつけている。

 PSCの店舗網は、2012年前半まではセブン・イレブンの店舗網はルソン地域にとどまっていた。しかし、2012年7月31日にセブ1号店がエスカリオ・セントラルにオープンした。その後、セブ市、マンダウエ市等のセブ州、その他のビサヤ地域でも店舗展開が加速、2014年末のビサヤ地域の店舗数は計103店となっている。内訳はセブ州で76店、東ネグロス州で17店、イロイロで10店である。
 
 そして、5月初旬、ダバオ市にミンダナオ島1号店をオープンした。ミンダナオ島では今年中に50店(ダバオ市周辺で30店、カガヤン・デ・オロ市周辺で20 店)、3年内に120店オープンを目指す。

 さらに、世界的なリゾート地であるボラカイ島にも進出、5月29日にステーション3にボラカイ1号店をオープンした。また、ボラカイ島の玄関口であるカティクランのジェッティーポートにも開店し、ボラカイ2店体制となった。3年以内にボラカイで11店オープンする予定とのことである。、

 なお、PSCは2015年に全国で350~400店のオープンを予定しており、2,000店体制が視野に入ってくる(フィリピン・セブン社のFaceBookなどより)。