4月も新車販売好調、18%増の2万1,259台(工業会)

2015/05/11

4カ月間で21%増の8万4千台、4年連続の年間最高記録へ
首位トヨタのシェア44.3%、2位三菱19.2%、3位フォード8.4%

 

フィリピン自動車工業会(CAMPI)が、2015年4月及び4カ月間(1月~4月)の新車販売動向を発表した。



 それによると、2015年4月のフィリピン国内四輪車新車販売台数 (CAMPIとトラック工業会加盟企業分のみ:以下工業会加盟企業分と記す)は、前年同月比18%増の2万1,259台に達した。堅調なフィリピン景気、 各社の販促強化の奏功などにより二桁増加ペースを続けた。車種別では、乗用車が同24%増の8,331台、商用車が同14%増の1万2,928台 であった。

 この結果2015年4カ月間 (1月~4月)の新車総販売台数(工業会加盟企業分)は、前年同期比20.7%増の8万4,141台に達した。 車種別では、乗用車販売台数が同34.5%増の3万3,382台(構成比40%)と好調であった。一方、商用車も同13%増の5万7,0759台(構成比60%)へと二桁増加となった。

  4カ月間のメーカー別販売台数シェア(工業会加盟企業ベース)首位は、トヨタモーター・フィリピン(TMPC)の44.3%(3万7,283台)であった。第2位は三菱 モータース・フィリピンの19.2%(1万6,160台)、第3位はフォード・モーター・フィリピンの8.2%(6,905台)、第4位はいすゞ・フィリピンの7.6%(6,396台)、第5位はホンダカーズ・フィリピンの6.3%(5,294)台であった。

上記の販売台数、前年同期比、シェアなどは、自動車工業会加盟企業ベースの数値であり、CAMPIを脱退している韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを含まないベースである。

 なお、2014年の新車販売台数(工業会加盟企業分)は、前年比30%増の23万4,747台であった。また、CAMPIを脱退している韓国系の現代ア ジア・リソース (HARI)など自動車輸入販売企業協会(AVID)加盟企業分を含む総販売台数は同27%増の26万9,841台に達した。そして、双方ともに3年連続での過去最高更新となった。

 2015年もさらなる 増加が期待できる状況である。CAMPIは現時点では、2015年の工業会加盟企業の販売台数は2014年比16%増の27万 2,000台に達し、4年連続で最高記録を更新すると予想している。非加盟企業分も含めた新車総販売台数も30万台を突破、同15%増の31万台程度に達し、 やはり4年連続の最高記録更新と見込んでいる。第1四半期の実績はその予想を上回るペースとなっている。

 2014年の1人当たり名目GDPは前年比7.6%増の12万6496ペソで、年末のペソ対米ドルレートで換算すると約2,830米ドルとなる。1人当たり名目GDPが3,000ドルを超えると家電など耐久消費財が急速に普及し、モータリゼーション(自動車社会化)が始まるといわれている。この点からも、フィリピン自動車市場の拡大ピッチは高まることが期待される(15年5月11日のフィリピン自動車工業会ニュースリリースなどより)。