台風6号、非常に強い勢力で比上陸懸念
2015/05/05
5月5日に在比日本大使館が注意喚起
日本気象庁の5月6日午前3時50分(日本時間:以下同様)の発表によると、台風6号(アジア名:ノウル、フィリピン名:ドドン)は、6日午前3時現在カロリン諸島にあり中心位置は北緯9度20分、東経138度20分、ゆっくりと西に向かっている。中心気圧は985ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速30メートル、 最大瞬間風速は同40メートルとなっている。
この時点で日本気象庁は、台風6号は9日午前3時にはフィリピンの東にあり中心位置は北緯13度40分、東経127度50分、中心気圧は925ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速50メートル、 最大瞬間風速は同70メートルと非常に強い勢力となっていると予想している。そして、フィリピンに上陸すると懸念される。
在フィリピン日本大使館は5月5日に、この台風6号に関して、「今週末にはフィリピンに上陸する可能性がある。このため、台風の進路上にある海域及びその周辺地域では、強風や大雨のみならず、ところによっては洪水・土砂崩れ、高潮の発生等の被害や各種交通機関の混乱等も予想される」と発表した。
そして、「フィリピン渡航・滞在予定者は、台風情報や現地の気象情報の収集に努め、台風による被害が予想される場合には渡航・外出を控える、あるいは日程・移動経路又は訪問地を変更する等、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努められたし。
また、フィリピン滞在者は、報道及び関係機関から最新の情報を収集して災害に備え、懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくほか、飲料水・食糧を備蓄し、家族等に緊急の連絡先を知らせ、事前に避難場所を確認するとともに、必要な場合には安全な場所で待避する等の安全対策をあらかじめ講じられたし。台風通過後も、地盤の緩みに伴う土石流など、予測できない二次災害が発生する可能性もあるので注意する必要がある」と注意喚起した(15年5月5日の在フィリピン日本国大使館発表より)。
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