エプソンブランド制定40周年、記念オリジナ映画等作成

2015/04/23

ニノイ・アキノ小学校舞台のフィリピン編をYouTubeで公開

 

 2015年は、エプソンブランド制定40周年である。1942年に創業したセイコーエプソン(当時 大和工業)は、ウオッチの開発や製造がルーツである。

 ウオッチで培った省エネルギー、小型化、高精度を実現する「省・小・精の技術」がエプソンの強みとなる技術の源泉である。世界に感動をもたらすためにエプソンは創造と挑戦を積み重ね世の中にない新たな製品を開発、徐々に事業領域を拡大してきた。事業領域の拡大に伴い、世界中のさらに幅広い分野の多くの顧 客に喜ばれる自社の製品・サービスとして届けていくために、1975年6月12日にエプソンブランドを制定した。

 「EPSON」というブランド名称は、この事業領域を広げる発端となった「EP-101」が由来である。この「EP(Electronic Printer)」の多くの価値ある子どもを意味する「SON」となる製品・サービスを、世の中に創出していこうという願いが込められている。そして 「EP-101」のDNAを受け継ぐ、多くの価値ある子どもたちが生まれ続けている。

 エプソンブランドに付随する「Exceed Your Vision」というグローバルタグラインは、「顧客の期待を超えて、顧客へ感動を届ける」というエプソンの方針を簡潔に表している。現在のコア技術と なっている4つの技術、「マイクロピエゾ」、「マイクロディスプレイ」、「センシング」、「ロボティクス」は、これらの製品化を通じて生み出し、今も磨き続けているものである。

 またエプソンは、顧客や社会のニーズの変化とともに、コア技術を基盤とする事業を変容させ、現在は長期ビジョンSE15に基づき、「プリンティング」、 「ビジュアルコミュニケーション」、「生活の質向上」、「ものづくり革新」という4つの領域で、世界を変えることを目指し、独創の製品・サービスの開発に 取り組んでいる。

 40周年を記念して、エプソンブランド40周年ロゴ、40周年記念オリジナルムービーなどが作成されている。ムービーはエプソンの過去から現在まで「変 わらない理念と姿勢」を40年間の軌跡で示すとともに、この延長線上にあるエプソンの未来をイメージして制作された。映像内では、エプソンブランドが歩ん できた道のりを紹介し、社員が将来の夢や決意を語っている。

 また、世界の多様な環境でさまざまな顧客などに使用される製品を通じて、エプソン(企業・製品・社員)・顧客・社会とのつながりを映像に切り取り見つめ 直す。このムービーは「VISIONS」シリーズとして、今後、順次、「エプソンブランド40周年特設ウェブサイト」で公開していく。 URL:http://www.epson.jp/company/anniversary/

 「VISIONS」シリーズの一つとして、 「フィリピン編:Educating to change the futureが」作成されYouTubeを通じて公開されている(https://www.youtube.com /watch?v=oK4cRpLrZUw&feature=youtu.be)。

 このムービーの舞台となっているニノイ・アキノ小学校はマニラ首都圏の北に位置するマラボン市に立地している。約5,000人の生徒が通う市内でも最大 規模の学校で、午前と午後の2つのクラスに分かれており、午前のクラスの生徒は、夜明け前の朝5時に登校する。経済的に恵まれない家庭の子供たちも通うこの小学校で、教育こそが子供たちの未来を切り開くという強い思いを持った先生たちが、ICT(Information Communication Technology)を活用し、授業の質を高めている(セイコーエプソン株式会社エプソンブランド40周年特設ウェブサイトなどより)。