3月も新車販売好調、23%増の2万3,557台(工業会)

2015/04/14

第1四半期22%増の6万2,882台、、4年連続の最高記録へ
首位トヨタのシェア44.2%、2位三菱18.8%、3位フォード8.4
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  フィリピン自動車工業会(CAMPI)は、4月13日に、2015年3月及び第1四半期(1月~3月)の新車販売動向を発表した。

 それによると、2015年3月のフィリピン国内四輪車新車販売台数 (CAMPIとトラック工業会加盟企業分のみ:以下工業会加盟企業分と記す)は、前年同月比22.6%増の2万3,557台に達した。堅調なフィリピン景気、 各社の販促強化の奏功などにより二桁増加ペースを続けた。車種別では、乗用車が同35.1%増の9,702台、商用車が同15.1%増の1万3,855台 であった。

 2015年第1四半期 (1月~3月)の新車総販売台数(工業会加盟企業分)は、前年同期比21.6%増の6万2,882台に達し、第1四半期としては史上最高の販売台数となっ た。 車種別では、乗用車販売台数が同38.2%増の2万5,051台(構成比40%)と好調であった。一方、商用車も同12.6%増の3万7,381台(構成 比60%)へと二桁増加となった。

  2015年第1四半期のメーカー別販売台数シェア(工業会加盟企業ベース)首位は、トヨタモーター・フィリピン(TMPC)の44.2%(2万7,816台)であった。第2位は三菱 モータース・フィリピンの18.8%(1万1,849台)、第3位はフォード・モーター・フィリピンの8.4%(5,273台)、第4位はいすゞ・フィリピンの7.9%(4,957台)、第5位はホンダカーズ・フィリピンの6.3%(3,958)台であった。

 上記の販売台数、前年同期比、シェアなどは、自動車工業会加盟企業ベースの数値であり、CAMPIを脱退している韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを含まないベースである。

 なお、2014年の新車販売台数(工業会加盟企業分)は、前年比30%増の23万4,747台であった。また、CAMPIを脱退している韓国系の現代ア ジア・リソース (HARI)など自動車輸入販売企業協会(AVID)加盟企業分を含む総販売台数は同27%増の26万9,841台に達した。そして、双方ともに3年連続 での過去最高更新となった。

 2015年もさらなる 増加が期待できる状況である。CAMPIは現時点では、2015年の工業会加盟企業の販売台数は2014年比16%増の27万 2,000台に達し、4年連続で最高記録を更新と予想している。非加盟企業分も含めた新車総販売台数も30万台を突破、同15%増の31万台程度に達し、 やはり4年連続の最高記録更新と見込んでいる。第1四半期の実績はその予想を上回るペースとなっている(15年4月13日のフィリピン自動車工業会ニュースリリースより)。