低価格品普及で市場拡大、今年も20%成長へ

2015/03/23

 

IT専門調査企業であるインターナショナル・データ社(IDC)は、3月20日に、フィリピンのスマートフォン(スマホ)市場に関するレポートを発表した。



 それによると、2014年のフィリピンにおけるスマホ出荷台数は前年比76%増と急増した。そして、携帯電話総出荷台数(2014年は2,680万台)おけるスマホのシェアは47%に達し、2013年の24%から急上昇した。年間ベースでは50%にわずかに及ばなかったが、第3四半期には50%を突破、シンガポール、マレーシア、タイに続くASEAN4カ国目の50%突破国となった。また、出荷台数自体は、インドネシア、タイに続くASEAN第3位となっている。

 フィリピンでのスマホ販売急増の主要因は、4,000ペソ(約90米ドル)台という低価格品普及である。IDCは、さらなる低価格品普及などにより、2015年の出荷台数も20%伸びると予想している(15年3月30日のIDCニュースリリースなどより)。