初の地下鉄建設(約1兆円)、今月中に最終承認へ
2015/03/04
マカティ市~パサイ市~ボニファシオ間12キロ
既報のとおり、投資調整委員会(ICC)-内閣委員会は先頃、3,745億ペソ(約1兆円、約83億2,000万米ドル)規模のマカティ~パサイ~タギグ大量輸送システムループ(MTSL)事業を承認した。現時点では最大の官民連携(PPP)プロジェクトとなる。
この大量輸送システムループ(全長12km)は、開発の進むボニファシオ・グローバル・シティ(BGC)とマカティ中央ビジネス区、パサイ市内の最大の ショッピングモール「モール・オブ・アジア」(MOA)を接続するフィリピン初の地下鉄になるとのことである。MTSL事業の落札者は資金調達から設計、施工、運営、メインテナンスまで一括して請け負うことになる。運営。メインテナンス期間は31年間とのことである。
3月5日付け各紙電子版によると、このフィリピン初の地下鉄事業は、3月24日と25日に開催される国家経済開発庁(NEDA)理事会において承認される見込みとのことである、NEDA理事会の理事会を主導するのはアキノ大統領であり、NEDA理事会承認は最終承認を意味する。
また、今回のNEDA理事会においては、車検システム(MVIS、総工費193億ペソ)も承認される見込みであるとのこと。