フィリピン初の地下鉄事業承認、1兆円規模に

2015/01/22

マカティ市~パサイ市~ボニファシオ間12キロ

 

 投資調整委員会(ICC)-内閣委員会は先頃、3,745億ペソ(約1兆円、約83億2,000万米ドル)規模のマカティ~パサイ~タギグ大量輸送システムループ(MTSL)事業を承認した。現時点では最大の官民連携(PPP)プロジェクトとなる。

 この大量輸送システムループ(全長12km)は、開発の進むボニファシオ・グローバル・シティ(BGC)とマカティ中央ビジネス区、パサイ市内の最大の ショッピングモール「モール・オブ・アジア」(MOA)を接続するフィリピン初の地下鉄方式になるとのことである。

 MTSL事業の落札者は資金調達から設計、施工、運営、メインテナンスまで一括して請け負うことになる。

 ICC-内閣委員会が承認したその他の事業は、1)自動車検査システム(MMS)プロジェクト:193億3千万ペソ(約4億2,956万米ドル)、  2)北-南鉄道プロジェクト(NSRP)南ライン:1,707億ペソ(約37億9千万米ドル)、3)ITプロジェクト-市民登録システム:11億6千万ペ ソ(約2億5,800万米ドル)(15年1月21日のフィリピン投資調整委員会発表より)。