14年の新車販売(工業会)、30%増の23万4,747台に
2015/01/12
首位のトヨタ10.6万台でシェア45%、2位三菱シェア21%
3年連続最高記録、未加盟企業分含めると27万台超か
フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック工業会(TMA)は、2014年の新車販売動向を発表した。
それによると、 2014年の国内四輪車新車総販売台数(CAMPI とTMA加盟企業分、以下:工業会加盟企業分と記す)は、前年比35%増の23万4,747台に達した。堅調なフィリピン経済や消費、所得向上、各社の販促強化の奏功などにより二桁増加、3年連続の最高記録更新となった。車種別では、乗用車販売台数が前年比48%増の9万0,287台(構成比38%)、商用車が同20%増の14万4,460台(構成比62%)であった。
これらのうち、フィリピン国内生産車が37%、輸入車が63%で、依然、現地生産車比率が非常に低水準であった。
メーカー別販売台数(工業会加盟企業ベース)首位は、トヨタモーター・フィリピンの10万6,110台(シェア45%)で あった。第2位は三菱モータース・フィリピンでシェア21%であった。第3位はフォード・モーター・フィリピン、第4位はいすゞフィリピン、第5位はホンダカー ズ・フィリピンであった。
なお、上記の販売台数や前年同期比などは、工業会加盟企業ベースの数値であり、CAMPIを脱退している韓国系の現代アジア・リソース(HARI)分などを含まないベースである(以下同様)。これら工業会非加盟企業分を含めた2014年の総販売台数は27万台を突破とみられる。
CAMPIは現時点では、2015年の工業会加盟企業の販売台数は2014年比16%増の27万2,000台に達し、4年連続で最高記録を更新と予想している。非加盟企業分も含めた新車総販売台数も30万台突破、やはり4年連続の最高記録更新となりそうである。CAMPIは、2020年に50万台達成を目標とするとも表明している。