日本でのフィリピン人延べ宿泊者数61%増加
2014/12/19
ベトナム人70%増に続き世界第2位の伸び:第3四半期
日本観光庁は宿泊旅行統計調査2014年第3四半期’(7月~9月)の速報値を発表した。その発表によると、同期間の延べ宿泊者数は約1億3,555万人泊で、前年同期比マイナス0.3%であった。
その内、外国人延べ宿泊者数は約1,154万人泊で、前年同期比+25.7%と、2013年第2四半期より7期連続で25%超の伸び率となった。また、延べ宿泊者数全体に占める外国人宿泊者数の割合は8.5%であり、第3四半期(7-9月)としては、調査開始以来、最も高い割合であった。
その内、外国人延べ宿泊者数は約1,171万人泊で、前年同期比+32.1%と、2013年第3四半期より連続で30%超の伸び率であった。また、延べ 宿泊者数全体に占める外国人宿泊者数の割合は10.6%と、2期連続で最高値を更新した。
国籍(出身地)別で外国人延べ宿泊者数の伸び率をみると、ベトナム(前年同期比+69.6%)、フィリピン(同+61.3%)、中国(同+59.4%)、カナダ(同+44.2%)、オーストラリア(同+43.0%)等が、大幅に拡大した。フィリピン人の延べ宿泊者数は6万人泊、国籍別シェアは0.6%で15位であったが、伸び率は世界第2位となった。
一方、日本人延べ宿泊者数は約1億2,401万人泊で、前年同期比-2.2%であり、2014年第2四半期から2期連続で減少となった。
客室稼働率を宿泊施設タイプ別でみると、シティホテル79.1%、ビジネスホテル75.7%の稼働率となっており、ビジネスホテル、シティホテルは、第3四半期(7月-9月)としては、調査開始以来、最も高い客室稼働率であった(14年12月19日の日本観光庁発表より)。
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