12月8日、台風22号接近で首都圏ほぼ休日に

2014/12/07

政府系機関休業、全校休校、カラバルソン等でも
比証券取引所(PSE)、外為・金融市場も休場に

 

 日本気象庁の12月8日午前3時45分の発表によると、台風22号(フィリピン名:ルビー、アジア名:ハグピート)は8日午前3時現在、フィリピンにあり、中心位置は北緯12度50分、東経123度00分、時速10キロメートルの速さで西北西に向かっている。中心気圧は970ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速35メートル、 最大瞬間風速は同50メートルと強い台風となっている。

 一時よりは勢力がやや弱まってきてはいるが、8日~9日にかけて、ルソン島南部を横断、ルソン島南部やマニラ首都圏に豪雨や強風をもたらす懸念がある。フィリピン国家災害対策本部(NDRRMC)は12月7日11時時点で、バタンガス州、ラグナ州、カビテ州、ケソン州南部などに警報シグナル3、マニラ首都圏などに同シグナル2を発出している。

 そして、フィリピン政府は8日早朝、「台風接近のため、12月8日は、マニラ首都圏、第4地域A(カラバルソン:バタンガス、ラグナ、カビテ、ケソン、リサール)、第4地域B(マリンドゥケ、東ミンドロ、西ミンドロ、パラワン、ロンブロン)の政府系機関(治安関連部署などを除く)を休業、全ての学校を休校とする」と発表した。

 政府は「民間企業の業務については各自の判断に委ねる。しかし、経営陣は、台風22号の影響を受ける従業員の立場を考慮してほしい」ともコメントした(14年12月8日のフィリピン政府官報などより)。