台風22号非常に強い勢力に、フィリピン中部横断か

2014/12/04

4日6時現在935ヘクトパスカル、最大瞬間風速65M

 

 12月1日午後3時(日本時間:以下同様に、トラック諸島近海で台風22号(フィリピン名:ルビー、アジア名:ハグピート)が発生した。アジア名のハグピートはフィリピンが用意したもので「鞭打つ」という意味である。

 台風のアジア名は、「台風委員会」(日本など14カ国等が加盟)によって北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風に付けられる名前である。加盟国などが提案した名前があらかじめ140個用意されていて発生順に付けられる。

 日本気象庁の12月4日午前6時45分の発表によると、台風22号は4日午前6時現在、カロリン諸島にあり中心位置は北緯9度30分、東経134度35 分、時速30キロメートルの速さで西北西に向かっている。中心気圧は935ヘクトパスカル(hPa)、中心付近の最大風速は秒速45メートル、 最大瞬間風速は同65メートルと、非常に強い勢力となっている。

 この時点での日本気象庁の予想によると、台風22号は、非常に強い勢力を保ったままフィリピンに上陸、6日から9日にかけて、ミンダナオ北部やビサヤ地 方などを横断する可能性が大きい。すなわち、昨年11月8日にフィリピンを襲った最強級の台風30号(フィリピン名:ヨランダ)と同様な進路を辿りそうで ある(14年12月4日午前6時の日本気象庁発表などより)。