SMモール・オブ・アジア、世界最大級のソーラー・モールに

2014/11/24

当地最大のショッピングモール開発・運営企業からASEAN屈指の総合不動産企業へと変身しつつあるSMプライム・ホールディングス(SMPH)は、SMモールのソーラー化を推進しつつある。


 既報のとおり、11月24日には「SMノースEDSA」の1.5メガワット(MW)の太陽光(ソーラー)発電設備が完工した。具体的には、駐車場ビルに設置された5,760枚のソーラー・パネルと60のインバーターが発電を行い、SMノースEDSA」に消費電力の一部を賄う。これにより、「SMノースEDSA」は世界最大級のソーラー・モールとなった。

 このほか、中国の「SMシティ厦門」が既にソーラー・モールとなっている。SMPHは、今後も各モールのソーラー化を進める方針であり、まず、カビテ州の「SMシティ・ダスマリーニャス」と、首都圏パサイ市の「SMモール・オブ・アジア」をソーラー・モールとする計画である。

 11月25日付け各紙電子版によると、「SMモール・オブ・アジア」では、2015年末までに、1万0,534枚のソーラー・パネル設置など太陽光発電設備を完成させ2.7メガワットの太陽光発電を行うとのことである。この完成により、「SMモール・オブ・アジア」は世界最大級のソーラー・モールとなりそうである。

 なお、「SMモール・オブ・アジア」は売場面積も約3割拡張する計画である。屋上には、国内のショッピングモールとして初めてのサッカーコートを設置する。このような拡張が完工(2017年予定)すると、「SMモール・オブ・アジア」は「SMメガモール」と「SMノースEDSA」を抜き返し国内最大のモールの座を奪回することになる。