電通がアジア総合娯楽企業に参画、3億円出資
2014/10/31
現地文化等と融合したオリジナルコンテンツ創造へ
クールジャパン機構、吉本、ソニー、イオン等と協働
電通は、海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)、吉本興業、ドワンゴ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、滋慶学園グループ、イオンモールが共同で事業運営予定の合弁会社、MCIPホールディングスに3億円出資する。
クールジャパン機構が掲げる、日本の魅力ある商品・サービスの海外需要開拓を目的とし、共同出資各社のアジア地域における知見やノウハウと、電通が保有する海外ネットワークをはじめとするアセットを活用・連携させることにより、大規模なスキームによる総合エンターテインメントビジネスの展開を目指す。
MCIPホールディングスは、経済成長が著しいアジア地域において、質の高いジャパン・エンターテインメントを当地の人々に受け入れられる形にするため、現地の有力メディアやプロダクションなどと連携し、現地の文化や生活習慣と融合したオリジナルコンテンツを創造していく。
それらを順次各国において、イベントやテレビ番組、ネット配信などを介してマルチ展開することにより、ジャパン・エンターテインメントの人気向上と日本ファンの増加につなげていく。また、さまざまな日本企業とのタイアップ、スポンサード、さらには専用コンテンツの制作を通じ、アジア地域での日本企業によ る市場の獲得や、訪日観光の拡大に寄与することを目指す。
近年、日本企業のアジア進出に伴い、コンテンツと連動したメディア展開による商品・サービスの訴求や企業認知の拡大へのニーズが高まっている。電通は 2013年11月に設置した全社横断プロジェクト「チーム・クールジャパン」を中心に、企業や自治体などのニーズに応える多様なプロジェクトを推進してお り、今後もアジア地域で展開されるクールジャパン関連事業との連携や、コンテンツを軸とした関連商品・サービスの開発に積極的に取り組むことで、さらに質 の高いソリューションを提供していく。
<合弁会社の概要>
会社名 : 株式会社MCIPホールディングス
所在地 : 東京都新宿区新宿5-18-21(吉本興業株式会社 東京本部内)
代表者 : 代表取締役社長 横手 志都子氏
資本金 : 10億5,500万円(別途、資本準備金10億5,500万円)(予定)
電通出資 : 3億円、出資比率: 約14.2%(予定)
(14年10月30日の株式会社電通ニュースリリースより)。